軽趣向好作選107
次回詰とうほくは2月24日(土)に仙台市東口の生涯学習センターの会議室で行うこととなりました。3連休の中日になります。遠方からもぜひ。
さて、1週空いてしまいましたが、本日は軽趣向好作選です。大御所の一作を紹介。
▲24歩△12玉▲13歩△11玉
▲23桂△同歩▲12歩成△同玉
▲23歩成△同玉▲24歩△13玉
▲14歩△同金▲23歩成△同玉
▲56馬上△22玉▲23歩△12玉
▲13歩△同金▲22歩成△同玉
▲55馬上△21玉▲22歩△11玉
▲12歩△同金▲21歩成△同玉
▲65馬上まで33手。
遠くから馬がにらんでいるのですが、うまく追わないと馬筋を外されて上部に脱出されてしまいます。そのために使うのが持駒の桂と歩7枚で、これをうまく使って15金を壁にします。まずは24歩~13歩と叩きます。同玉は14歩、同金、23歩成、同玉、56馬上、34歩、同馬以下手数は長いですが駒余り。11玉が正解ですが、これには思い切って23桂と捨て、22歩を剥がします。
23歩成、同玉となったところで残りは歩しかないですが、歩2枚で金を動かしようやく56馬上が実現。22玉とする一手ですが、同様に23歩~13歩~22歩成で今度は55馬上、最後に22歩~12歩~21歩成で65馬までの詰上がりです。馬二枚と歩だけで微妙なバランスの上で成り立っており、この作者らしい、オリジナリティあふれる作品です。
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