軽趣向好作選106
詰とうほくを昨日開催しました。正月以外では初めて?TETSUさんもお見えになって8名参加。資料等で雑談しつつ、パラ11月号の藤井八冠記念祝賀詰を皆で解図しました。何作か難しいものもあって、「全く祝賀してるように見えない」と半分?冗談を飛ばしつつ、それでもなんとか全題解けました。ああよかった。
だいたい収集系の話題も多い会合ですが、昨日話題にのぼったのが「各地区の学生将棋連盟が出している会誌」。関東で学生時代を過ごした冬眠蛙は「力戦」が懐かしく、基本的に詰将棋は載ってなかったような気がしましたが、結構他地区では載っているのだそうです。持っている方はまだいるんですかね。
次回は思い切って3連休のど真ん中の2月24日を軸に調整することとしました。会場決まり次第、またここでも告知します。
さて、軽趣向好作選。今日のはかなり楽しいです。
▲21香成△同玉▲31歩成△11玉
▲21と△同玉▲32角成△11玉
▲21馬△同玉▲31飛成△同玉
▲41歩成△21玉▲31と△11玉
▲21と△同玉▲32銀△22玉
▲43銀成△11玉▲21金△同玉
▲32成銀△11玉▲33角成△同金
▲61飛成まで29手。
異常に凝り固まった攻め方駒が目立つ初形。62飛なんてどうやったら働くのか、と思いますが、実はこれを働かすため、他の駒を全部捌き捨てます。13銀を相手にしないのがポイントですが、そのため全部11まで追いながら捨てる必要があり、41角を先に捨ててから31飛成とか、42歩も21まで追いかけて捨てる手順はユーモラス。32銀に22玉と上がって金を取らせて11に逃げ込むのもトカゲのしっぽ切りみたいで面白い。最後に51角を捨てて全部消しての61飛成で破顔一笑の詰上がり。
難しくなくても楽しめる、軽趣向の良さがよく出た作品と思います。
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