詰将棋学校好作選5
マラソンのグランドチャンピオンシップをテレビ視聴。川内優輝の走りに感動しました。私にもまだやれることがあるんじゃないか、という気になりますね。
本日は学校好作選。超短編から1作紹介します。
▲14角△46玉▲25龍△47玉
▲45龍まで5手。
使用駒わずか8枚ですが、実に含蓄のある手順が展開されます。
初手83角にも誘われ、同龍なら38龍までですが36玉で逃れ。正解は非可成地点に打つ14角。これに対して25合は57金~25龍で駒が余ります。46玉には25龍と打った角の効きに潜り込むのが好手で、これは37合に57金を用意したもの。47玉と戻らせると、なんといつのまにか14角・25龍形になっているので45龍の両王手で詰み、という仕掛けです。
バッテリー交換しているわけですが、まだ「バッテリー」という言葉すらない時代にこれだけ完成度の高い作品を出しているのは驚きです。山田氏の開拓者としての一面が良く現れた作品と思います。
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