軽趣向好作選91
あっという間に4月になってしまいました。相変わらずの日々ではあるものの、久しぶりに駒を握っているのですが、逆算の仕方をすっかり忘れており、一向に作図が進みません。長いリハビリになりそう。
今日は軽趣向好作選。
▲65角△34玉▲56角△45歩
▲同角△25玉▲36角△34玉
▲45馬△43玉▲54馬△34玉
▲45角△25玉▲43馬△14玉
▲32馬△25玉▲36角△34玉
▲44銀成△同玉▲54馬△34玉
▲45角△25玉▲43馬△14玉
▲32馬△25玉▲36角△34玉
▲35歩△44玉▲54馬迄35手。
角を上から打つしかなく、ひとつ離して打つことで合駒が稼げることもすぐに気づくかと思いますが、45歩に同馬は43玉で詰まず、同角から角馬を並べるしかありません。54~36のラインで追いまわしても行ったり来たりを繰り返すだけになるため、工夫が必要です。
打開のタネのひとつが一旦馬を54に据えてから、45角、25玉に52馬と潜る手順。14玉、32馬に25玉とされてあまり効果がないように見えますが、36馬から44銀成とこの銀を消すのが継続手段。同玉、54馬、34玉とした後、もう一度馬を32に移動させて36角とすれば、35歩が打てて詰みに至ります。つまり53銀は邪魔駒だった、という仕掛けですが、最初の舞台作りではもちろん必要であったわけで、いつの間にか邪魔になる演出をシンプルな舞台装置で実現したのはお手柄と思います。
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