軽趣向好作選70
先日の地震は驚きました。体感としては震度6くらいに感じましたが、皆さん被害はありませんでしたでしょうか。しかし、なかなか気が抜けないですね。
軽趣向好作選は今回で70回。それを記念して、というわけではなく、今回はちょっとした問題作を紹介。
▲23桂成△11玉
『▲33馬△21玉▲43馬△11玉
▲44馬△21玉▲54馬△11玉
▲55馬△21玉▲65馬△11玉
▲66馬△21玉▲76馬△11玉
▲77馬△21玉▲87馬△11玉
▲88馬』△21玉▲98馬△32歩
▲同馬△11玉
『▲33馬…▲88馬』△同角成
▲12歩△21玉▲33桂打△31玉
▲32歩△42玉▲52香成△43玉
▲53香成まで59手。
桂香を全部使っており、かつ33に桂の効きがあるため、99角はいますが馬鋸が成立します。43馬に32銀は同馬、同歩、12銀、31玉、43桂以下。
というわけで、99角に狙いを付けて馬をどんどん引いていきますが、98まで引き付けたところで32歩が妙防。同馬とせざるを得ず、もう一度馬鋸を繰り返すこととなります。でまた8段目まで引き付けるのですが、今度は98馬に対して32歩とするのは原型復帰型の無駄合なので、88馬の時点で同角成と取って収束します。
26手目32歩とした局面と、仮に46手目21玉として98馬に32歩とした局面は持駒以外全く同じなので、前者は移動(退路開け)だからこその有効合ということになります。これを面白いと捉えるか、屁理屈と捉えるかは皆さんのセンスとなりますでしょうか。実はちょっと後に、同じ系統の作品を紹介予定です。そちらもお楽しみ?に。
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