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短コン感想

パラ1月号を正月のんびり眺めました。「詰将棋の眺め方」終わってしまうんですね。残念だなあ。。。今回の谷口さんの作品群は本当に素晴らしいものばかりで、リアルタイムで解いたものも多いのですが、改めて堪能しました。

例年どおり、短コン感想+予想を。いつもABC評価はそんなに気を使わないのですが、コンクールでもあるわけだし、今回はA10・B20・C20という比率を設定することにしました。したがって、感想に比べて評点は辛目です。悪しからずご了承ください。

1・44龍は私だったら置かないかな。C
2・表現がスマートでさすが。B
3・52歩が何気にポイント。C
4・紛れが濃い中、良く成立できたもの。A
5・手順前後の綾に工夫。C
6・力強い手順。B
7・初手!B
8・既視感あるが、手順構成に苦心の跡。C
9・左右対称でないのに左右対称。C
10・序奏が少し弱い。C
11・限定合は出るが。C
12・17角で限定になるのか、なるほど。A
13・最近流行りの詰上がり?B
14・あ、そうか、桂合は35角か。C
15・シンプルに表現出来ていて好感。B
16・実戦形から教科書的手順。C
17・打ち換えの意味。久しぶりに見るお名前で今後期待。B
18・徹底的な48龍狙い。B
19・伏線らしい伏線。B
20・46角の誘惑にやや苦戦。B
21・収束やや息切れだが、連続合は見事。B
22・ソッポ行きの意味づけが新しく感じる。A
23・31銀がやりにくい手でなかなか。B
24・11桂がある分手が絞りやすい。C
25・手に膨らみがあるので作意が映える。A
26・そうか、23飛成があるから2手目割り切れるんですね。B
27・11角が味良い舞台作り。C
28・まさに金に物を言わせる初手。B
29・26角の浮遊感。もう一手あれば。C
30・お手本の退路封鎖。C
31・これだけ徹底されると嬉しい。A
32・馬効きを外すパズル。C
33・遠打+効きへの限定打。さすがの切れ味。A
34・手成りで追って失敗したかな、というところで、あ、なるほど。C
35・宙ぶらりんの飛でギリギリ手をつなぐ。B
36・限定合から取った飛をすぐ捨てる。バランス良い手順。B
37・やさしい邪魔駒消去。14銀配置に工夫を感じる。C
38・捨て駒をエサに罠にかける。C
39・こちらは跳ね上げ式の罠。C
40・こちらも懐かしいお名前。34飛に一票。A
41・素直に逆王手がかかる合駒は逆に珍しい感じも。C
42・詰上がりがすぐ見えるかどうか。B
43・決め手の前に小技。構成としてはお手本的。B
44・収束、浮遊感があると捉えるか、緩んでいると捉えるか。C
45・最後は57玉とするのが作意かな。B
46・なんぼなんでも都合良すぎではないだろうか。A
47・57角として苦戦。打った角の影に隠れる。A
48・この形で角合最善になるんですねえ。感心。A
49・2手目の変化がちょっと良い。B
50・スイッチバックで幕。お疲れさまでした。B

ベスト3は33・40・46。22・31・47も良くて迷うところ。優勝作は、というよりも冬眠蛙のベスト1は46です。今年も楽しく解けました。作者の皆さんに感謝。

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