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K氏からの質問に対する回答の代わりに。

 ここのところ、ずっと頭にとめていた質問がありまして、今回はそのネタで一席。

 その質問はある高名な詰将棋作家であるKさんからいただき、なかなか回答できてなかったものです。その質問は「あなたの創った短編でどの作品が会心作なんですか?」というもの。ちょっと意表をつかれました。実はここで出しているミニ作品集や普段書いているブログの記事でも「会心作」とか「自作のベスト10に入る」と言っている作品はほぼ中編です。
 考えてみたのですが、なかなか答えは出ませんでした。発表作の半分くらい?は短編なので我ながら変なものだなあ、と思ったものです。ただ、基本短編作家ということで、逆に短編に対する眼は厳しいものになるのかな、と。
 今にして思えば「Kさんはどうなんでしょう?」と返しで聞けば良かったです。すごくたくさん名作があるので。

 ただ、「これは完璧!」という作品はないですが、もちろん好きな自作はありますし、またありがたいことに、本やネット記事に取り上げていただいたり、賞をもらったりした作品も多くあります。今回は回答の代わりに「あまり有名ではないけど、作者として納得できる作品」をいくつか紹介したいと思います。手順はミニ作品集か過去記事に記載されてますので図面だけ。リンク張りましたが、頭4個はクリックするとPDFが開きます。ご注意を。
202112191
第1作品集の第15番。手順の展開が好み。

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第2作品集の第16番。自作では珍しい、手順の組合せを主題とした作品。

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第3作品集の第24番。この○○○の不思議な感触は自作でも随一かと。

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第4作品集の第17番。やさしくて楽しい、リズミカルな手順。

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第5作品集の第10番。逆算でうまく○○が入った。

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第5作品集の第4番。手順構成の自分らしさ。

短編ということで全部17手以内です。中には「へぇ、こんなんが好みなのか」と言われそうなのもあるかも。ま、好みも時代によって変わりますので。ご笑覧ください。

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詰将棋」カテゴリの記事

コメント

いまさらですが。
第2作品集の第16番ですが、6手目13玉で変同ではないでしょうか?(改良で35銀と置いたため)
勘違いしてたらごめんなさい。

な、なんと!
全く気づきませんでした。カンタンに詰みそうなのになー。😢

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