冬眠蛙第5作品集 第13番+第12番解答
コロナ禍ということもあり、私も在宅勤務を何度か実施しています。日本人気質なのか、最初は「○○が△△なので、在宅勤務は自分の仕事には向かないのではないか」といったネガティブな考え(というか現状を変えることへの消極性)が強かったのですが、対策を立てつつやってみるとなんとかなるもので、また良い部分もたくさんあるな、という印象に変わりました。
冬眠蛙的な今までの最大のメリットは「昼休みコタツで寝れる」というもの(笑)。目覚ましかけないと大変なことになりそうです。
さて、第5作品集紹介を再開します。折り返しを過ぎて、今日は第13番です。
王手が限られていますが、変化を読まないとちょっと間違いやすいかも。10手台です。
○第12番 解答
▲34玉△56玉▲47龍△同玉▲43龍△44歩
▲同龍△56玉▲93角成△59と▲65馬△同桂
▲57歩△同桂成▲66馬△同と▲45龍迄17手。
2手目56玉の形で、24角と開くと59とで打歩詰。そこで47龍~43龍と置き換えて馬筋を遮断するのがうまい手段。今度は56玉は24角~57歩で詰むので、44歩と捨て合して遮断を解除してから56玉だが、1歩入手してかつ龍を近づけることが出来たので、93角成から65馬と、別の手段で打歩詰を打開すれば詰みに至る。大駒4枚の大駒らしい動きを味わってもらえれば幸い。
○川卓○「馬筋を遮断する43龍としたいが為に41龍を捨てる序から65馬まで見事な構成」
解説・會○健○「(前略)作者は派手な手順を作りたかったという。本作は大駒の大きな動きでもって、そのように感覚に訴えることに成功しつつも、その核は打歩詰をめぐる理知的なものであり、全体の繊細なまとめも印象に残る。佳品である」
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