冬眠蛙第5作品集 第14番+第13番解答
昨日の記事でパラのHPを見ていて気付いたのですが、今バックナンバーの販売もやっているのですね。前に本棚整理していたら、2003年9月号と2014年9月号の2冊なくて、再購入しようかと思案中です。それはいいのですが、逆に2014年7月号と12月号は2冊あることも判明。確か前者は原稿代でいただいた記憶があるのですが、後者は多分会合で間違えて持って帰ってきてしまったのではないかと。どなたかあるはずなのにない、という方がいらっしゃったらコメントいただけると助かります。
さて、本日は第5作品集紹介を。第14番です。
実戦形を意識して作ってみた作品。手順もちょっと個人的に狙った手があります。あまりウケませんでしたが。
○第13番 解答
▲A52馬上△34桂▲同馬△26玉▲25馬△イ同玉
▲52馬△34桂▲17桂△26玉▲56飛△46桂
▲25馬△同歩▲B27歩△16玉▲46飛△同飛
▲28桂迄19手。
順位戦に出して余詰だった作品を作意手順設定を含めて作り直したもの。66飛・35歩が苦心の配置で、これによって「A52馬引、34桂、同馬、26玉、25馬、同歩、56飛、36歩、27歩、35玉、36香、45玉」「イ同歩、56飛、36歩、27歩、35玉、36香、44玉、45歩、同玉、23馬以下」「B46飛、36歩、27歩、35玉」という変化・紛れをクリアしている。作意は二度の34桂合や46桂跳ねによる打歩誘致がテーマ。細やかな紛れ・変化と鮮やかで楽しい作意が両立できて、お気に入りの作品。
jupiter「アっとビックリの移動中合、面白いです。初手、41馬か74馬か、どちらを動かせば非限定にならないか、と言うことが、解図のヒントになりました」
竹野龍騎「これは凄い! 論理的に構築された細かい差異で魅せる。特に、36歩移動合が絡まって巧み。56飛と34馬(及び23馬)の形で捕まるようになっているのがなかなか見えませんでした。2度の25馬捨ての感触が抜群にいい。冬眠返上ですね(笑)」
●口翔●「捨合の桂を、今度は移動捨合で跳ばす。お見事、感心、流石!ひさしぶりに、面白い問題を解かせて貰いました。移動捨合は、まだまだ新鮮味がある妙手と思います。駒を発生させて、その駒を移動させるのも難しいのに、巧みなものと感心です。森田手筋より面白いかも」
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