冬眠蛙第5作品集 第12番+第11番解答
今週末の27日は詰とうほくを予定どおり開催します。二次会はやらない方針ということで、あらかじめご了承ください。最近いろいろあって、私も詰将棋から少しご無沙汰なので、久しぶりにのんびり楽しみたいと思います。
さて、本日は第5作品集紹介を。12番になります。
悪形ですが、作者の好みが良く出た作品だと思います。
○第11番解答
▲34と△同飛▲53角△44桂▲同角成△同飛
▲33龍△34飛▲24銀生△25玉▲37桂△同飛成
▲26歩△同龍▲16馬△同龍▲35龍迄17手。
37桂を取った後26歩に対応するため、33龍に対する合駒は飛が最善。その仕掛けを利用し、飛を多く動かすよう前後を整え、夏向けの軽い作品としてブログで出題した。ただ34と~53角がちょっとやりにくい手だったようで、思いどおりとはいかなかった。
隅の老人A『これで夏向きの易しい問題ですか。ニラメッコが2日続きました。筋の見え難い作品、初手を取っても逃げても変化が付き纏う。5手まで進んでやっと詰みが見える。ブログには不適当と思うが如何に?』
隅の老人B『17手の詰将棋は将棋世界の問題に比べてみる。8月の新題は世界なら優秀作で3000円ゲット、であろう。夏に相応しくない、ご尤も』
たくぼん『1手目~3手目が実に深い。見事な序と言えるでしょう。とくに3手目は46角に目が行くだけに、いや、53角が筋っぽく見えないが為にかなり悩みました。あとは流れるように解けました。玉方の飛の動きが狙いでしょうか。お見事です』
ここまでやったのなら飛を合駒で出せなかったのか、という人もいるのではと思う。実はそのバージョンも作ったのだが、形が崩れるのと、全体の雰囲気が合わなかったため、詰とうほくで酷評され不採用。逆算のセンスというのはなかなか身につかないものだ。
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