冬眠蛙第5作品集 番外その2
小川さんの特別出題、解答募集本日までとなっております。あんまり解答届いていなくて、やっぱり難しかったんですかねえ。。。こないだ手紙が届いて、パラの購読を再開されたとのこと。年齢を重ねても楽しめる趣味はやはり良いですね。ちなみに結果発表は翌週になるので、厳密には今週金曜までセーフです。ぜひお願いします。
さて、本日は第5作品集の番外その2を。
詰将棋自体は形は悪いですがフツーです。で、やったのは、『順位戦風の面倒そうな初形の詰将棋を推理将棋風に出題することで易しい好作に変えてしまう実験』。出したヒントは以下のとおりです。
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『隣の将棋、あの局面からもう終っちゃったんだって!?』
『そうそう。10手台で後手玉が詰んでしまったんだ』
『どんな将棋だったの?』
『なんか大駒の手が多かったなあ。え~と…確か大駒が動く手は4回あったね』
『へえ。華々しい手順だったんだねえ』
『でも、お互い駒を取る手もあったみたい』
『じゃあ結構泥臭い将棋だったんだね』
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……で、実は本当にやったのは『ウソは1個もついてないが、解図上は逆に迷うヒントを出す』というもの。上のヒントで本当にヒントらしいのは『大駒が動く手が4回』と『お互いに駒を取る→詰方に駒を取る手がある』ということ位なのですが、前者を意識すると序盤で大駒を動かす手を読んでしまい、後者を意識すると34桂を取りたくなるわけです。本当に我ながら性格悪い。この出題をやった直後に小川さんにお会いできたのですが、『あのヒントはひどい』と言われました。まあ二度とやれない企画ですね。
作意は56金、同玉、59香、46玉、55馬、同飛、36飛、47玉、46金、同桂、31飛成、25飛、39桂まで。ね、ウソではない。……ごめんなさい。
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