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2020年12月

今年もお世話になりました。

 いつも好き勝手に書いているこのブログにお付き合いいただき、ありがとうございます。今年はコロナコロナで終わってしまった感じですが、来年こそは良い年になりますよう。

 一昨日パラが届いたのですが、宛名シールにノリが残っていたらしく、違う人のまでくっついて届いてしまいました。こんなことあるんですねえ。郵便ポストに投函しました。いったん返送されてしまうんですっけ?結構近くにお住まいの方でしたが、悪しからずご了承ください。

 1月1日に久しぶりにブログ出題を行なう予定です(私の年賀詰ではありません)。よろしければぜひご解答いただきたいと思います。

 

 色々なことが起きた年でしたが、自分的には仕事で結構大きなイベントがあり、なかなか大変でした。去年の今頃はその関係で夜勤でしたので、今年こうやって家でのんびり過ごせるのはありがたいことです。結構な荒天予報なのが気になりますが。

 どうぞ皆さんも良いお年をお迎えください。

冬眠蛙第5作品集 第10番+第9番解答

 また1週開けてしまいました。どちらかというと真面目に?詰将棋作ってました。思い通りのモノにはなりませんでしたけど(涙)。まあそんなもんです。

 今日は第5作品集紹介です。第10番ですね。

0510

ささやかですが構想作です。第一感で見破れたらスゴイ。

○第9番解答

0509_20201227180901

▲37銀△同玉▲28金△36玉▲27金△25玉
▲16金△36玉▲26金△37玉▲27金△46玉
▲37金△同玉▲55馬△同馬▲47金迄17手。

 2手目同玉の局面で46桂が邪魔駒で、それを消すために金追いを行なう軽趣向作。別の筋を追っていたら偶然出てきたもので、最初は56銀・55香配置で「筋は面白いんだけど収束イマイチだなあ」と思っていたのだが、55の質駒を金にすることでうまいこと解決できた。

けんちゃん『うーん、これはいい!こういうタイプの作品って、確かに世界で非マニアに解いて欲しいような気がします(逆に、平均点を出すパラには向いてないかなあ)。「易しいけどいい作品」というのは、実は最も創作の技量が必要なのかもしれませんね』

坂●●治郎『金の追いまわし桂の押し売り、ものすごく面白い』

Norman『3手目28金に46玉がすぐに詰むように見えず、とても悩みました。あとは一気に金の駒繰りを楽しみました。整った初形から、金着手連続6回!でその金を捨てて止めも金とは恐れ入りました』

 これもブログの「今月の新作」シリーズ発表。とある方に「もっと投稿先に気を使って」という苦言も受けたのは懐かしい思い出。

軽趣向好作選48

 コロナ禍がまた大変なことになってきてますね。GoToトラベルも止めるべきという人も多いようで、確かになあ、と思う反面、実はあまり因果関係もないようで、難しいところですね。いずれ普通に風邪をひいても疑われそうなので、例年以上に気を遣わされます。明日から東北は一段と寒くなるようで、用心用心。

 今日は軽趣向好作選を。

20201213take

▲12金△23玉▲13金△24玉▲14金△25玉
▲15金△26玉▲25飛△17玉▲19香△同成桂
▲28銀△同桂成▲16金△18玉▲17金△同玉
▲26銀△同桂▲15飛迄21手。

 11の金が17まで移動する趣向。一定の仕掛けに則ったものではないので、驚かせる効果があると思います。逆算ではないかと思うのですが、独自性の強い作者らしい表現かな、と思います。なお28成桂はと金ですと13手目16金が成立します。

20201213misumi
▲91角△82桂▲同角成△同玉▲74桂△73玉
▲62龍△74玉▲65銀△同角成▲同龍△73玉
▲91角△82桂▲同角成△同玉▲74桂△73玉
▲62龍△74玉▲75飛△同玉▲65龍迄23手。

 91角とすると逆王手以外の合駒は75飛までの一手詰。桂合には同角の一手で、74桂から62龍と追い、65銀から角を入手するとちょうど初形から65銀と87角を消去した形になります。ここでもう一回91角~62龍を繰り返せば、87角がなくなっているので75飛と綺麗に収束できる、という仕掛け。95飛配置が91玉の変化にも対応していて、うまく出来ているなあ、と思います。


 短コン解き終わりました。今年はだいぶ苦戦。年々時間がかかっているのはトシのせいではなくて、作品のレベルが上がったと信じたい(笑)。感想と当たらない予想は例年によって年明けに。

冬眠蛙第5作品集 第9番+第8番解答

 次回詰とうほくは予定どおり2月27日(土)で元の生涯学習センターの予約が取れました。今回は第1セミナー室という椅子席の会議室になります。よろしくお願いします。(追記:記事アップ時、誤って28日と書いてしまいました。27日が正しいです。失礼しました)

 本日は第5作品集紹介。第9番です。

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軽めのテイストですので楽しんでいただければ。


○第8番 解答

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▲85銀引△同馬▲75と△同馬▲32馬△65馬
▲77銀△67玉▲23馬△56馬▲同馬△同飛
▲49角△同龍▲68金迄15手。

 23馬の王手に対して56馬と応じるために65馬と捨合するのが元々のテーマ。謎解きを重視する作風なので、56馬以降を詰まなくして、「65馬のときだけ詰方が同馬と取ることで詰ませられる」というトリックに持っていくべき、と色々試したが、どう作っても65馬の味が薄れてしまうため、捨合のインパクトをなるべく大きくする手順構成に変更した。75と~32馬~23馬による合駒入手が主題、と見せかけて実は…、というアンチミステリ的?な味わいを感じていただけると嬉しい。

雲虚空『馬が精一杯頑張ったけど、上がった成果は駒余りを避けただけで哀しい』
宮●敦●『双方の馬の動きが凄い。今回の首位か』
有●弘●『A~C級の№1。圧巻の手順。芸術ともいえる玉方馬の移動』

 個人的には41馬が散々動いた後、最後に駒台に還ってくる、というのがちょっとシニカルでお気に入り。C級順位戦首位。

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