軽趣向好作選41
前回記事でご意見いただいた皆さん(ツイッターでメッセージいただいたおかもとさんも)、ありがとうございました。風さんの案を採用して、PDF公開しつつ、ブログで解説を加えていきたいと思います。近日公開しますのでお楽しみに。
さて、今日は軽趣向好作選。
▲23金△14玉▲24金△15玉▲25金△16玉
▲26金△同角▲27金△15玉▲26金△24玉
▲25金△13玉▲24金△12玉▲23金△11玉
▲22金△同金▲同香成△同玉▲31角△23玉
▲32角△24玉▲42角成△25玉▲52馬△26玉
▲62馬△27玉▲54角成△28玉▲17馬△同玉
▲19香△28玉▲27馬△同玉▲18金△26玉
▲17金△25玉▲16金△24玉▲15金△23玉
▲14金△22玉▲13金△21玉▲12金迄53手。
最近無双・図巧を再度世に出した作者。そんなこともあってか、氏の作品は古典的な香りを感じることが多いように感じます。本作はパラ発表後に作品集向けに改められた、金追い~追い戻し~馬追い~追い戻しと2往復を少ない駒数で実現した快作。特に最後の2枚馬捨ては胸がすく思いです。歴史に残る作品と思います。
▲46馬△35玉▲57馬△44玉▲55角△同玉
▲25飛△35飛▲同飛△44玉▲45飛△同玉
▲25飛△35飛▲46歩△44玉▲45歩△同飛
▲同飛△同玉▲25飛△35飛▲67馬△46玉
▲56馬△37玉▲38歩△同と▲27飛迄29手。
筋がつかみにくいのですが、思い切って55角と捨てて25飛と打つのが基本形。56馬~55馬を見せられて困るのですが、35飛と55に効かせて捨て合し、同飛に44玉とするのが非常手段。ここで冷静に45飛~25飛と打ち直し、35飛に同飛とせずに46歩~45歩とこの歩を消すのがキーになっています。最後もう一回25飛と打って67馬とすれば、44玉は45歩があるので詰みに至ります。捨て合が出発点かと思うのですが、これを繰り返しにするあたりに作者の巧さを感じます。
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