軽趣向好作選24
来週いよいよ第100回詰とうほく。作品準備はいかがでしょうか。
ということで、連続になりますが、今回も軽趣向好作選を。
▲24飛△13玉▲26飛△24歩▲14歩△同玉
▲24飛△13玉▲44飛△24歩▲14歩△同玉
▲26桂△同馬▲24飛△13玉▲26飛△46飛
▲35角△24歩▲14歩△同玉▲24飛△13玉
▲34飛△24歩▲同角△14玉▲46角△25玉
▲24飛△16玉▲17歩△同玉▲18歩△同玉
▲19飛迄37手。
変則ハガシ趣向。26と→44桂の順に剥がし、26桂から今度は馬を取ります。46飛で根っこの角を取られますが、35角と据えなおして34飛と取られない位置に開けば飛と歩二枚を手にすることが出来る仕掛け。収束は少しあっけないですが、剥がす駒が違うことで飽きさせない趣向になっていると思います。
▲46銀△同玉▲65歩△55玉▲66銀△46玉
▲57銀△55玉▲56銀△46玉▲67銀△55玉
▲66銀△46玉▲77銀△55玉▲47桂△同桂成
▲66銀△46玉▲57銀△55玉▲56銀△46玉
▲47銀△55玉▲56銀△46玉▲67銀△55玉
▲66銀△46玉▲77銀△55玉▲47桂△65玉
▲68飛△同馬▲66香迄39手。
3枚の大駒の力のバランスで成り立つ銀1枚だけの知恵の輪。75銀を繰り替えて67桂を剥がしますが、その後一旦77銀と更に遠ざけます。これは47桂に65玉の変化に備えたもの。同桂成とさせてその成桂を剥がす銀の旅が始まります。成桂を無事に剥がした後、また銀を77迄戻せば今度は47桂を取れないため収束する、という仕掛け。簡単に見えますが、攻め駒が強い中で良く成立できたものと感嘆します。最初の桂を77に置かず67に置くのも流石のセンスで梅本氏らしさが存分に出た傑作です。
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