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軽趣向好作選22

 毎年この時期には鳴子までドライブして、紅葉狩り→日帰り温泉を楽しんでいたのですが、去年から夜のライトアップを始めたという記事を目にしまして、今年は思い切って泊りがけで行って参りました。…が、残念ながら結構な土砂降りでライトアップ見物は断念しました。まあ温泉を満喫できましたし、翌日は晴れて綺麗な紅葉を楽しめましたので、まあ良しとしましょう。

 本日は軽趣向好作選を。

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▲58飛△69玉▲68飛△79玉▲78飛△69玉
▲68飛右△59玉▲58飛△49玉▲48飛△39玉
▲38金△同金▲同飛△49玉▲48飛左△59玉
▲58飛△69玉▲68飛△79玉▲78飛△69玉
▲68飛右△59玉▲58飛△49玉▲48金△39玉
▲59飛△49角A▲同飛△同桂成▲38金△29玉
▲28金△19玉▲18金△29玉▲19金△同玉
▲73角△29玉▲28角成迄45手。

見たままの飛の横追い。金を剥がすところまでは手なりに進められますが、桂の配置が巧みで、収束に向かうための飛の位置変換がキーになっています。78飛・58飛型で48金と据えて59飛で合駒を稼ぐのがポイント。易しいながらも2往復させていて流石のセンスです。…が、Aのところで38金から手順前後が何か所かあるようで、ちょっと味悪かも。

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▲49金△同玉▲47龍△39玉▲48銀△29玉
▲38角△28玉▲39銀△同玉▲48龍△28玉

▲49角△29玉▲38銀△28玉▲47銀△29玉
▲38角△28玉▲16角△29玉▲38銀△28玉
▲49銀△29玉▲38角△28玉▲47角△27玉
▲38銀△28玉▲29銀△27玉▲38龍△同飛
▲同角△36玉▲34飛△46玉▲47金△55玉
▲56金迄43手。

 龍・角・銀による知恵の輪趣向。47角・49銀型を得るために細かく角と銀の位置を繰り替えます。この趣向自体はこの好作選3で紹介した明石氏作が先行している(作者が休眠されていた頃の作品なので偶然の一致)のですが、 意味づけ・構成ともに違っていて、端正な初形とシンプルながら少し意外性のある収束が買われ、看寿賞を受賞しました。冬眠蛙的には先行の明石氏作も捨てがたいですし、ほぼ趣向そのものが主題でそれに先行作があるのに受賞というのもどうか、という気もしますが、好作には違いないです。

 

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