軽趣向好作選19
珍しく、まだパラが届いていません。(´・ω・`) 明日には来てほしいなあ。
今日は軽趣向好作選を。
▲63飛成△51玉▲41歩成△同玉▲42歩△51玉
▲53龍△61玉▲71歩成△同玉▲74香△81玉
▲83龍△91玉▲93龍△81玉▲73桂△72玉
▲61桂成△同玉▲63龍△51玉▲41歩成△同玉
▲31香成△51玉▲53龍△61玉▲72香成△同玉
▲84桂△61玉▲73桂△71玉▲81桂成△51玉
▲71成桂△同玉▲73龍△61玉▲72桂成△52玉
▲62成桂△42玉▲41成香△同玉▲43龍△31玉
▲21香成△同玉▲32銀△11玉▲41龍△22玉
▲21龍△33玉▲23龍△42玉▲43龍迄59手。
作品名(確かアイドルグループの曲名の引用だったかと)のとおり、ふわふわと浮遊感のある手順が展開します。21銀を取るのがポイントになるのですが、5手目31香成では同玉、21香成、同玉で詰みません。そこで、42歩から一旦左に追い、桂2枚を取った後、1枚の桂を使って右に追いなおし、31香成を実現します。同玉は21香成で詰むので、51玉と逃げるのですが、そこでもう一回玉を左に追い、成桂を据えることで31玉とせざるを得ない形にすることで収束します。
ものすごく難しい、というわけではないですが、一手一手に細かい変化も付きまとい、楽しく読ませる長編になっていると思います。
▲41と△同銀▲53角成△42銀▲43桂△41玉
▲63馬△52銀▲53桂△同銀左▲51桂成△31玉
▲41成桂△同銀▲53馬△42銀▲43桂△41玉
▲63馬△52銀▲53桂△同銀左▲51桂成△31玉
▲41成桂△同銀▲53馬△42銀▲22銀△同歩
▲同歩成△同玉▲23銀△21玉▲22歩△31玉
▲32銀△同玉▲43角生△23玉▲32飛成△13玉
▲14歩△同玉▲25角生△24玉▲42馬△同龍
▲13銀△同玉▲14歩△24玉▲34龍迄53手。
4手目の局面から、52地点をめぐる攻防が繰り広げられます。63馬とよろけるのは、53地点を開けて桂の打ち場所を作るため、これにより、53桂~51桂成で手がつながるのですが、52銀合で玉方も抵抗。41成桂を同銀と取ることで、52地点での精算を回避します。そこで53馬と銀を取るのですが、42銀とされると、なんと3手目の局面から2枚の桂を1枚の銀と持駒変換したことに。これをもう一度繰り返し、4枚の桂を2枚の銀に変換することで、22銀以下の収束に入るわけです。舞台装置に相当な制約がある中、2回の角生を出しつつ、馬も消して13銀の決め手を出して見せた作者の努力には敬服の一手です。
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