日本酒の記録(2019年5月)+『盤上に死を描く』
5月はゴールデンウィークもあったせいか、お酒結構飲んでました。
令和最初に飲んだのは久しぶりに「而今」の純米吟醸。昨年同じ酒造会社の「高砂」を飲み、実は最近も飲み会でやはり「高砂」を飲んでいるのですが、個人的にはやはり「而今」の方が独特の酸味と舌ざわりが好きですね。今回も美味しかったです。
今年は新潟に帰ったついでに中越の「魚沼の里」という施設に行ってまいりました。ここでは地元のお酒「八海山」の直売のほか、レストランや雪室見学もできて、半日は余裕で楽しめます。珍しい二合瓶もあったので、なかなか仙台では飲めないん二次発酵酒の「あわ」と「大吟醸」の二本を購入。両方とも淡麗な中に香りを楽しめる良いお酒でした。特に「あわ」はアルコール度13度でとても飲みやすい。もし見かけたら一度試していただければと思います。
日本酒は毎年、「全国新種鑑評会」なる催しが毎回開催されるのですが、ここ数年、ずっと福島県が金賞受賞銘柄が一番多く、今年も22点が金賞となったそうです。雪深い会津あたりがやはり多いようで、この「飛露喜」も会津坂下町の銘柄です。結構有名ですので飲まれたことある方もいるかな?
吟醸香がありつつ、辛さも存在感を主張しており、この銘柄特有の何か、というポイントは冬眠蛙には分かりませんでしたが、金賞になるのも頷ける味でした。
このブログではおなじみ、秋田新政酒造の「亜麻猫」。前にこの銘柄のスパークリングを飲んで、「日本酒じゃないみたい」的な感想を書きました。今年は普通のですが、やはり酸味が独特。ラベルを見ると「昨年は『野良猫』をイメージして強烈な酸味で攻めてみました。今年のテーマは『借りてきた野良猫』。一見穏やかな味わいのバランスを取りながらも、隙を見て飲み手に攻撃をしかけるというアンビバレントな猫心を丹念に表現しております」とのこと。十分攻撃的だったように思うのですが。いや、でも美味しかったです。
話題の「盤上に死を描く」を読んでみました。詰将棋の世界の描写もさることながら、ミステリ(どちらかというとライトミステリ)としても忠実な感じで、気軽に楽しめました。ミステリはあんまり感想をたくさん書いちゃうとネタバレになっちゃうんですよねえ。一つ思ったことは「煙詰じゃなくて良かった」というところでしょうか(笑)。次作も楽しみにしております。
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