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2018年8月

軽趣向を楽しもう! -順次香成趣向⑦-

 お盆は実家に帰っており、更新が遅れました。
 連載の前に個人的連絡事項を。小池さんへ。中編名作選の誤字についてですが、確か189番宮田氏作の13手目13龍→14龍だったと思います。既に把握されていましたらすみません。あと、293番武島氏作の解説文中で、「ページ」の「ペ」が平仮名になっている気がします。違うかな?
 さて、では前に予告しましたとおり、順次香成趣向について、今回から100手超えの長編を紹介。2回に分けて4作紹介する予定です。
20180818shigeoka
▲44歩△52玉▲25角△62玉▲52飛△73玉
▲83桂成△同玉▲93歩成△84玉
『▲82飛成△75玉▲85龍△66玉▲76龍△55玉
▲56龍△44玉▲45龍△33玉▲43龍△24玉
▲23龍△15玉▲14龍△26玉▲16龍△37玉
▲27龍△48玉▲38龍△57玉▲58龍△66玉
▲56龍△75玉▲76龍△84玉▲85龍△73玉
▲82龍△63玉▲52龍△73玉』
▲83と△同玉▲93歩成△84玉
『▲82龍 ~ △73玉』
▲83と△同玉▲93香成△84玉
『▲82龍 ~ △73玉』
▲83成香△同玉▲93香成△84玉
『▲82龍 ~ △73玉』
▲83成香△同玉▲93香成△84玉
『▲82龍 ~ △73玉』
▲83成香△同玉▲93香成△84玉▲82龍△75玉
▲85龍△66玉▲76龍△55玉▲56龍△44玉
▲45龍△53玉▲43龍△62玉▲52龍△73玉
▲83成香△同玉▲92飛成△84玉▲82龍右△75玉
▲85龍△66玉▲76龍△55玉▲56龍△44玉
▲45龍△33玉▲43龍△24玉▲23龍△15玉
▲14龍△26玉▲16龍△37玉▲27龍△48玉
▲38龍△57玉▲58龍△66玉▲56龍△77玉
▲76龍△88玉▲79龍△同玉▲99龍 迄211手。


 歩成・香成に対して玉の逃げ場所を2か所(84・73)あるのですが、成った歩や香を捨てることができるのは73玉型のときのみ。この機構を利用して龍追いと組み合わせ、200手超えを実現しました。最後の香成のときだけ飛の縦効きが通ることから、玉の逃げ方が変わります。作者の意図せざるものですが、間違いやすいところで正解者は4名だけでした。同級生同士の合作で、作品名は通学路だそうです。
20180818yoshida
▲52歩△61玉▲62歩△71玉▲81歩成△同馬
▲61歩成△同玉▲51歩成△同玉▲42角成△61玉
▲52と△72玉▲73桂成△同玉▲64馬△72玉
『▲54馬△73玉▲55馬△72玉▲45馬△73玉
▲46馬△72玉▲36馬△73玉▲37馬△72玉
▲27馬△73玉▲28馬』
△84玉▲83と△74玉▲64馬△83玉▲93歩成△72玉
『▲54馬 ~ ▲28馬』
△84玉▲83と△74玉▲64馬△83玉▲93香成△72玉
『▲54馬 ~ ▲28馬』
△84玉▲83と△74玉▲64馬△83玉▲93香成△72玉
『▲54馬 ~ ▲28馬』
△84玉▲83と△74玉▲64馬△83玉▲93香成△72玉
『▲54馬 ~ ▲28馬』
△84玉▲83と△74玉▲64馬△83玉▲93香成△72玉
『▲54馬 ~ ▲28馬』△72玉
▲18馬△73玉▲28馬△72玉▲27馬△73玉
▲37馬△72玉▲36馬△73玉▲46馬△72玉
▲45馬△73玉▲55馬△72玉▲54馬△73玉
▲64馬△72玉▲63馬△同玉▲69龍△52玉
▲53歩△51玉▲41桂成△同玉▲61龍△51歩
▲52歩成△31玉▲51龍△22玉▲23歩△12玉
▲13歩△同玉11龍△12金▲22龍△同金
▲14歩△12玉▲22歩成△同玉▲13歩成△同玉
▲23金迄193手。

 今をときめく吉田氏の初入選作品。こちらも歩成・香成に72玉と84玉の2通りの逃げ方があり、84玉型のときのみ捨てることが可能です。こちらは馬ノコを使い、玉方は18歩が取られる直前に手数稼ぎで84玉と逃げ方を変えるのですが、その都度64馬と据えなおさないといけないのがユーモラス。構造上収束は龍を横に使う以外ないのですが、無理を感じさせない見事な内容になっていると思います。
 

次回も長編を紹介します。「成った歩/香を最大限活用する」「成る香を最大限多くする」作品を予定。どんな作品なのか、ご期待ください。ではでは。

日本酒の記録(2018年7月)

 次回詰とうほくは10月20日、前回同様に生涯学習センターの和室が取れました。皆様のお越しをお待ちしております。

 今回は7月の日本酒の記録を。いろいろと忙しく、外出も多かったので開封は2本でした。
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 まずは山口県の「獺祭」の磨き3割9分。精米を3割9分までやった、ということですね。ここ数年で一気に有名になった銘柄で、コストパフォーマンスがとても良い銘柄と思います。さわやかな味わいを楽しみました。
 購入した後すぐに、今回の豪雨で酒蔵が大変な被害を受けたと聞いて驚きました。復興を願ってやみません。
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続いては地元宮城の「DATE SEVEN」。この銘柄は宮城の7蔵元が集結して年に一度7月7日に発売する銘柄。今年は酒米に食用として使われる宮城の「ひとめぼれ」を使って、かなり冒険したなあ、という感じ。磨きを3割3分まで行った苦労の甲斐あってか、香豊かで味わいも濃厚、とても美味しく仕上がりました。地元仙台では発売当日でほぼ売り切れてしまいましたが、先日の東京旅行で帰りに駅地下の酒屋さんを覗いたら、まだ置いてありました。興味のある方はぜひ。オススメですよ。

 仙台はこれから花火大会なのですが、雨が降っていて、ちょっと微妙な状況。去年も天気に恵まれなかったので、なんとかならないかなあ。。。
 ではでは。

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