軽趣向を楽しもう! -順次香成趣向②-
引越荷物の片づけが一向に進みません。家具選ぶのって大変ですね。。。
さて、連載2回目ですが、ちょっと前回記事の中の「香を成って捨てる」について、「こういう考え方もあるのか」と感心した作例があったので、今回はそれを紹介します。
▲23銀△同玉▲33香成△同角▲15桂△同角
▲33香成△同角▲15桂△同角▲33香成△同角
▲34龍△12玉▲24桂△同角▲32龍△22成銀
▲34角成△11玉▲22龍△同玉▲23銀△11玉
▲12銀成迄25手。
どうでしょう。工夫として、普通の順次香成趣向ですと、「香を成る手」と「香を捨てる手」は別なのですが、この作品の場合、香成に対してすぐに同角と取るので、香を成る手と捨てる手が同じになっています。
これを実現するためには、本作で言いますと、同角に対し、同香成では詰まないようにする必要があるわけで、結構高度な作図では、と思います。ちなみに本作は15桂、14玉、32角成、15玉、33馬の変化設定がキーで、同香成だと33馬と引けない、という仕掛けになっていますね。
冬眠蛙も1個作ってみました。もう少し工夫できそうな気もしますね。解答は次回。
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