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PCのキーボードの5と7が反応しなくなってしまった…。普通であればそんなに大事ではないかもしれませんが、詰将棋やってる人的にはかなり痛いですねえ。(´・ω・`)ショボーン
さて、前回の記事について、近藤さんから大変丁寧なコメントをいただきました。本当に感激しました。ありがとうございます。実は67香配置で1枚減る件については解説のときに調べていました。
で、昔は、ほんのちょっとでもプラス要素になりそうなものならば、解説時に必ず触れるようにしていました。近藤さんのはなぜ書かなかったのか、というと「67香配置は不自然なので、プラスにならない、と判断された可能性」を考慮したものです。自分の中でもなかなか微妙ですが、
○不要駒
○同じ作意手順で、駒数を増やすことなく非限定が消えたりする
とか、「明確にプラス」な時だけ解説時に触れるのが無難かな、と最近は思うようになりました。上に挙げた例でも2個目なんかは「非限定にこだわる必要はない」と作者が考えたかもしれないので、取り上げるべきかは難しいのかもしれませんね。
こういうことを経験する都度、森田銀杏さんは本当にスゴイ人だったんだなあ、と思います。すぐれたバランス感覚と自作・他作に限らず詰将棋に対する愛情あふれる接し方。色々な面でもっともっと活躍してほしい方でしたね。
夏休みを取りましたが、仙台も新潟もほとんど暑くならず、拍子抜けというのとは違うと思うのですが、なんだか妙な感じです。暑ければ暑いで文句言うんでしょうけど(笑)。
さて、今日は詰将棋の解説の話を。今年完成されました短編名作選に冬眠蛙も縁あって参加させてもらいました。それまでは良かったのですが、自分が選んだ内の1作に実は余詰があった、ということを先般コメントで知りました。発表時は完全扱いだったのですが、その後で不完全だったことが判明したのだそうです。
正直に書きますと、最初見たときは申し訳ないな、と思いつつ、「なぜそこまで自分が責められるのか」と感じました。別に解説者としてのルールは破ってませんので。ただ、その後で思い直しました。例えば私の作品を選んでおらった吉松さんや金子さんは、わざわざこのブログ上の作品集にしか載せていない修正図を載せてもらっているわけで、さらに吉松さんの方は今回の自分と同じく、発表時は完全扱いだったものでした。ちゃんと調べておられるわけです。
それを思うと、冬眠蛙は明らかに、解説者としてのマナーというか、作品に対する敬意が足りなかったんだな、と思った次第です。今回の解説については、変化調べや配置の意味づけまでは調べましたが、肝心の余詰有無チェックまではやっていませんでした。ちなみに同一作検索もしてないですし、同一手順検索もしてません。
解説をやるために、どれだけの準備が必要なのか、は分からないですけど、少なくともマナーを守っていなかったように見られても仕方ないのは否めないなあ、と感じた次第です。改めて関係者の皆さんにお詫びします。それにしても、今回は今までのような熱意がなくなってきていることを痛感しました。今後を考えてしまいますね。
第4作品集はあとがきを付けております。
『あとがき
第4集にして初めてあとがきも付けてみました。印刷したときに最後の紙の裏が白い方がいいかな、と。それだけの理由です(笑)。
ブログ「冬眠蛙の冬眠日記」を始めたのがミニ作品集③を作る少し前でしたが、この④にはブログ発表作も結構多く収めています。「詰パラや将棋世界に出せばよいのに」といったコメントをいただいたりしたことも何回かありますが、個人的には雑誌発表とブログ発表にあまり差を感じていない、というのが正直なところ。思いついたときにすぐに掲載できて、感想もリアルタイムに確認できる点では、ブログのほうがベターといえる部分もあるかも。
もちろん、そんなことが言えるのはコメントをいただけてこそ、なので私の駄文に付き合っていただいている皆さんには感謝あるのみ。今後もあまり質が上がることは見込めないのですが(汗)、よろしくお付き合いをお願いしたいと思います。』
ということで、長らく連載しました第4作品集紹介もこれにて幕。PDFファイルをアップロードしておきます。
「works4answercomment.pdf」をダウンロード
次回からはまた駄文に戻ります。九州は台風が大変なようですが、こちらの方にも向かってきそう、ということで今からガクブル。あまり大きな被害が出ないように。
昨日の記事に対して、コメントやツイッターで回答を多くの方からいただきました。大変ありがとうございます。もう一回昨日の『不可能局面だがillegal clusterではない例』を。
『そのままだと不可能局面だが、双方の玉以外の任意の1枚を盤面から取り除くと合法になる局面のこと』が条件なのですが、冬眠蛙は『任意の』の意味を「自由意思による」といった意味合いで考えたため、『じゃあ13とや23とを取り除けば合法になるから、これはillegal clusterだ』と思ってしまったのですが、そうではなくて、簡単に書くと、『双方の玉以外のどれか1枚を取った場合、不可能局面のままならばillegal clusterではない』ということのようです。
なので、上の図であれば、21歩を取り除いた場合が不可能局面のままなので、条件を満たさないことになるわけですね。
ルールがわかってみたら、出題図の方も解けました。なるほど、良く出来てます。そんなに難しくないので皆様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
教えていただいた方々には感謝申し上げます。
あと、昨日の記事をアップした後、初めてコメントいただいたことに気づき、自分がヘマをやらかしてしまったことを知りました。これについては色々と思うことがあり、また別途。いずれこの件についてはお詫びあるのみです。申し訳ありませんでした。
高坂さんからメール連絡があり、パラ8月号の『将棋パズル雑談』の⑰は下の図が正しいのだそうです。(17歩・18香が修正部分)
(持駒抜かしてました。近藤さん、連絡ありがとうございます)
まあそれは良いとして(いや、全然良くないんですが)、そもそも冬眠蛙は掲載の説明で、今回の『illegal cluster』のルールが良く分かっていない状況です。記載された通りに書くと、『そのままだと不可能局面だが、双方の玉以外の任意の1枚を盤面から取り除くと合法になる局面のこと』だそうです。
ここまではまだ良いのですが、『不可能局面だがillegal clusterではない例』ということで、いくつか図が挙げられてます。
とりあえず2個ほど転載しましたが、上のルールの説明だけだと、左の図なら13と、右の図なら32歩を外せば、局面としては合法だと思うのですが、冬眠蛙の理解不足なんでしょうか?折角誤図の宣伝もしてあげましたので(笑)、高坂さんにはぜひコメント欄で補足いただければ、と思います。よろしくお願いします!
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