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2017年1月

1月の詰とうほく

 原稿がほぼ終了しました。ああ良かった。今回は水上さんが先に解答届いた分だけもらえて助かりました。

 さて、さる1月21日に詰とうほくを開催しました。今回は東京方面から小池さん、TETSUさん、更には初参加の石黒さんでだいぶ賑やかに開催しました。新年ということでTETSUさんの年賀詰コンクールの投票も実施。毎度ながら色々な作品があるもので、感心しております。誰も入れてくれそうにないので、コッソリ自分のに投票した悪行をお許しください。(≧∇≦)

 前週に開催されたたま研の作品展を解いたり、もちろん短コンの話もしました。短大を長く務めている石黒さんからも面白い話を色々と聞かせてもらいました。二次会は近くの居酒屋さんで。仙台名物を食しつつ、楽しく盛り上がりました。

 次回は4月22日の土曜日を予定。会場は例によって抽選です。後日またこちらで告知させていただきますので、よろしくお願いいたします。

次週は詰とうほく

 現在、順位戦の結果原稿作成中。今までは1題あたりの行数とか、載せる短評の数とかを気にしながら書いてました。ある程度順位に比例するべきかな、と。例外もありますけど、基本的に上位の作品ほど、行数も短評の数も増えていくようになっていたはずです。
 今回は忙しい中なので、あまりそういう細かい部分に気を使わずに、どんどん書いていこう…と思ったのですが、結局のところ、やはり気になるものは気になるもので、例年と同じ手法にしています。結構気を使ってるんですよ、あんな駄文でも。

 …ということで一向に進まない中、いよいよ次週詰とうほくです。念のため、もう一度ご連絡。

○日時:平成28年1月21日(土) 13時~17時
○場所:仙台市 生涯学習センター 5階和室
     (仙台駅東口 徒歩5分。 
ホームページ
○会費:場所代(多分2800円)を割り勘。

 今週土曜は仙台は晴れ予報ですが、気温は最高気温6度ということで、ご出席いただける皆様、防寒対策をお願いいたします。
 ちなみに、前回参加しなかった方で今回参加するよ、という方は事前にご連絡いただければ、謎のお土産(?)を用意します。大したものではないですが。

 全国各地で雪、ということで大変でしたね。仙台はそれほど降っていないのですが、気温が低いのでチラホラと降った雪が溶けずに凍り、先ほど車の運転してきたのですが怖かった。皆さんもどうぞお気を付けください。

第4作品集紹介⑪+⑩解答

しまった、作品集の方も書かなきゃ、と思って忘れてました。ということで追加記事で掲示します。本日は⑪。

20170109

比較的自分好みの作品。10手台。

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⑨解答・解説

20161218


▲43金 △同玉  ▲32銀打△33玉 ▲22銀右生△42玉
▲31銀右生△33玉▲34歩 △同銀  ▲22銀引生△42玉
▲43歩 △同銀  ▲同銀成 △同玉  ▲32銀打△42玉
▲31銀右生△33玉▲34歩 △同角生 ▲22銀引生△42玉
▲43歩 △同角  ▲同銀成 △同玉  ▲32角 △42玉
▲31銀生△イ33玉▲34歩 △同馬  ▲22銀引生△42玉
▲43歩 △同馬  ▲同角成 △同玉  ▲32角 △42玉
▲33銀成△ロ同桂 ▲43歩 △31玉 ▲21角成△同玉
▲11歩成△同玉  ▲12歩 △21玉 ▲22歩 △31玉
▲32歩 △41玉 ▲42香迄57手。

イ同玉は21角成、同玉、11歩成、同玉、12歩、21玉、22歩、31玉、33香、42玉、32香成、43玉、35桂迄。
ロ同玉は34歩、42玉、43歩、31玉、21角成、同玉、11歩成、同玉、12歩、21玉、33桂、31玉、32香迄同手数駒余り。

 こちらも岩田氏との合作だが、先の第9番とは逆で、趣向部分が私、岩田氏に全体的な構成を手掛けていただいた。角生・○イ○ロの適度な変化を入れた上、実戦形で仕上げられたのには本当に驚いた。このタイプの趣向では、かなり上位の完成度と言っていいのではないかと思う。岩田氏のセンスには脱帽の一手。

中沢照夫「銀・角のはがし趣向。角生のアクセントが入るのがよい。31手目の31銀不成が成立して安心」
小峰耕希「22・31手目の虫の良さと緩みない着地で、単なる趣向作に留まらない解後感が得られる」
今川健一「雨上がる。涼風。樹の葉末から、ボツリ、ボツリと、雨の滴」

解説・岡村孝雄「1回目は普通に銀を剥がすが、2回目は角生、3回目には(32に角を打っているので)31同玉の変化。1枚毎に適度に考えさせていて面白い。32角の形で78馬が消えると、今度31銀生は33玉で打歩詰だが、33銀が可能になっている。初形を整えつつ収束にもからむ桂香は、巧い作図と感じさせる」

もともと気ままで、かつ短期集中型の創作が多いので、あまり自分は合作には向いていないタイプと思うが、岩田氏のフォローが行き届いており、非常に実りある経験となった。また機会があれば、チャレンジしてみたい。

(詰将棋パラダイス H19・8)



採点おしまい。

 3連休を使って短コン採点を終了しました。今回は大激戦で、首位・2位・3位の差が0.007の間に入ってました。これ、たまに編集部から後で解答が届くことがあって、そうするとひっくり返りかねないんですよねえ。大丈夫かしらん。

 前にも書いたように、自分でも事前に解いており、誤解はありませんでした。例年ですと、冬眠蛙の好みと実際の順位が全く合ってないことが多くて、ビックリしたりガッカリしたり、ということが多いのですが、今回は冬眠蛙好みのベスト3が、すべて10位以内。少し自分も普通のツメキストになった、ということでしょうか。

 これから解説を書くわけで、まだまだ先は長い。順位知りたい、という方は、21日開催の詰とうほくに、どうぞお気軽においでください。

賀正

本年も冬眠日記をよろしくお願いいたします。今年は暖かい正月になりましたね。では年賀詰など。

20170103


2017年ということで初形「17」。こんなのしか思いつかないのは、やはり日頃の鍛錬不足ですね。今年はもう少し頑張らないと。

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