ルール談義?
新潟に戻って参りました。今までだと高速バスで行く機会が多いのですが、今回は自動車なので、あまりパラの作品も解けませんでした。
結果稿は目を通しているのですが、少し気になったことのが大学院の⑨。残念ながら不完全、ということでしたが表現が『早詰』となっております。どうやら「作意とは異なる手順で、作意よりも早く詰ますことができる」場合のことでしょうか。
ただ、冬眠蛙的には「作意より手数が長かろうが短かろうが余詰は余詰であり、早詰という概念は存在しない」と思ってます。違ってますかねえ。例えばコンテストで2作余詰があったとしたら、手数がどうだろうが不完全失格で同じ扱いでしょうし、また解答の採点からしたら、「作意より手数が長い余詰だったら、その順を答えた解答は誤解」なんてことにはならないはずなんですが。もし認識が間違っているようだったら、どなたか教えてください。…と他愛のないことを書き連ねているうちに夏休み終了。つД`) んではまた次回。
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「余詰」と書くべきでしたね。
早詰だから何かが変わるわけじゃないですし、
早詰が特別みたいに見えるのは変ですから。
投稿: 解答欄魔 | 2016/08/16 10:29
現在作意より早く詰む別詰に使用されている「早詰」という語が,
いつ頃から使用されているかははっきりしません,
昔の解説者は変化が早く詰む場合に早詰を使用している例(将
棋評論 1947.8)があり, 野口益雄氏は誤解を招かないためにこ
の用語を使用しないといっています (近代将棋 1958.5).
ちなみに詰パラでは当初から早詰を使用しているので, もともと
は詰パラ専用語だったのではないでしょうか.
解答欄魔さんがいうとおり, 区別する理由はまったくないので,
余詰で統一するのがよいと思います.
投稿: 佐原 | 2016/08/16 15:30