« 金成憲雄氏作品紹介(終) | トップページ | ルール談義? »

第4作品集紹介③+②解答

山の日、ということで、明日休みにすればそのままお盆休みになりますね。冬眠蛙は大抵そういう日は仕事入れちゃう方で、今年も明日は仕事。でも土曜日は新潟に帰る予定です。

ということで、今日の内に第4作品集紹介を。本日は③。

20160811

第4作品集の中で、唯一余詰になってしまったもの。柿木に頼り切ってしまう悪癖に加え、投稿直前に配置をいじってしまう典型的な不完全作パターン。
直してはみたが、正直出来は今一つ。10手台。

------------------------------------------

②解答・解説

20160724

▲69角 △58と寄▲38金 △56玉▲68桂 △同銀成
▲78角 △同成銀 ▲66飛 △57玉 ▲47金 △同と
▲69飛迄13手。

イ:36玉は35飛、26玉、18桂、17玉、15飛、16合、62角成、18玉、16飛で同手数駒余り。

 かなり強引な逆算で、詰キストなら第一感で打ってしまうだろう角打ちをどうしても入れたかった。
小林理「打った角を消してそこに飛を引いて詰め上がる夢のような手順」
…ということだが、大駒4枚はやはり強く、少し配置にしわ寄せが来た感は否めない。それでもイの変化を含め、よく割り切れたとは思う。
ss「初手は第一感だが、飛車角の利きが交錯していて応接が難しい」
重田○信「角の2段活用、また決め手となる金の2段活用が印象的」
 A級順位戦の優勝作品だが、首位作が余詰不完全だったためで全く威張れない。まあ長くやっていれば、たまにそういうこともある、と。
 

(詰将棋パラダイス H22・6)

« 金成憲雄氏作品紹介(終) | トップページ | ルール談義? »

第4作品集紹介」カテゴリの記事

コメント

本作は短時間で解けました。駒取りはありますが、上下の角打ちがいずれも同じ飛車の効きというのは、あまり見たことがありません。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 金成憲雄氏作品紹介(終) | トップページ | ルール談義? »