さて、では①の解答者コメントを。到着順です。
有吉弘敏さん「7手目68龍の紛れも相当なので、一番時間がかかりました。65香のような限定移動を曲詰に入れるのは至難の技のはずですがうまいものです」
小山邦明さん「7手目の69飛が玉を8筋9筋に逃がしそうで指しづらかった。この飛が、最後に動いて「U」の字が完成する手順は最高」
☆8手目77玉は68龍、86玉、75角以下。読みにくいですけど、大駒3枚あるので、ま、詰むかなと(笑)。
蛇塚の坂本さん「香の存在が非常に大きい。香の移動で玉を限定し最後は消えるカッコイイ存在だと思いました」
飯尾晃さん「香の三間上りがポイントだが飛車の動きが印象的」
☆ほんとだ、かなり動いてますね。
前田知弘さん「意外な文字。9筋へ玉が逃げた変化が煩雑ですね」
☆あ、真面目ですねえ。
chitoseさん「私的には①の65香の手触りが好きです」
占魚亭さん「65香が恰好いい一着。軽快な飛車捌きもいいですね」
おかもとさん「序が難解すぎて解けず。で、カンニングしましたが、この序は読みたくないなぁというのが正直な感想。1番がこれだと解答者数が減りそう……なんてのは、作者は気にしないのかな」
☆いや、多分ちょっとは気にしたと思うんですけど、かといって並びを変えるわけにも…(笑)
ほいさん「導入難しかったです。5六金を取らない変化は省略です」
☆みーつー。さっき書いたのは柿木君の順です(正直)
ほっとさん「65香が好手。飛車を大きく使う手順が印象的」
ikz26さん「この収束から逆算して、序で65香を限定移動しておくという発想に至るのは非凡と思います。ただそこで欲張ったためか、枠外での手順が多くなってしまったのはちょっと印象が悪いかも。初めから置いてある枠駒が多いこともあって、舞台装置がやや目立ってしまっているような気はします。冒険してみた作品、そんな感じです」
☆あまり舞台装置、という感触はしなかったですが、人それぞれ、というところでしょうか。
夏風さん「本問は柿木将棋の力を借りてしまいました……無念。5手目は67香、同玉、68龍が有力に見えましたし、7手目も68龍しか見えず、完全に裏をかかれました」
ランスさん「5手目香をどこに移動するかという問題。最初67香として同玉、68龍、56玉、96飛、45玉、65龍、55金合という紛れに嵌った。以下は順当に詰む」
☆やはり67香に誘われた方多数。作者してやったり?
中村 壽夫さん「65香のような逆算が、さりげなく入っているのがいいですね」
taka-oさん「調子に乗って68龍と回り、香の位置を間違えたかとしばし悩む」☆68龍もかなりな紛れですが、左辺の守備駒が強くて逃れます。
安武利太さん「序盤が手広いうえに、65香の限定移動が気付きにくく、自力では解けなかったでしょう。35龍の英断からは気持ちの良い手順が続き、きれいな「U」の字で納得の詰上り。作りにくい字形のはずなのに、さらりとまとめ上げる手腕は流石です」
山路大輔さん「自力で解けなかったのでPCソフトで鑑賞させていただきました。角と香の限定移動が素晴らしいですね」
☆確かにこれが①でつまずいた方が多かったようです。
嵐田保夫さん「丸三日かかって今さっきようやく詰んだ(泣)。1筋から9筋まで散々追掛け回したが、5五金の壁を覆せず、元に引き返してようやく6九飛を発見する始末。つい6八龍といきたくなりますよね。年かな(ただ単に弱いだけか)。と思ったら6八歩合で詰まない。とりあえず送信します」
☆へ?と思ったら5手目67香の解答。しかし、ちゃんと後で解答いただきました。以下追加短評。
嵐田保夫さん『再度検討したら、6五香の妙手があった。恐れ入りました。詰め上がり“U”の字ですね。それにしても我情けなき事極まれり』
☆いえいえ、素晴らしい気力と思います。
風みどりさん『最初68竜と追いましたがそれでは詰まない。 となれば38竜の位置に置いておくのが正解。 理由は35金を食べる以外無い。序盤で主眼手のヒントを出す構成はどうかと思いました』
☆理論的ですね。35龍は確かにインパクトが強いですが。
詰将棋1級さん『詰上がりの飛を軸によい手順だとは思いましたが、ただ僕には序が難しすぎました』
☆そこを読み切れれば初段?
小畑裕之さん『途中下車する角香と収束の飛車スイッチバックが面白いです。攻守が分かれて攻め方に無駄駒の残ってない詰め上がりも綺麗ですね』
☆詰上りで結構強い駒を使うので、なかなか逆算が大変だったのでは、と思います。序が難しくなってしまったのはその副産物かもしれませんね。
次回は②の解答を掲示します。
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