金成憲雄氏作品紹介18
次回詰とうほくの会場については、下の記事を見てください!という宣伝をかねて、昨日から連日の更新ですが、金成氏作紹介を。
10手台。ぱっと見、香歩問題っぽいのですが、大道棋出題だったのでしょうか?さて、で、手順は。腕自慢の方、どうぞチャレンジを。ちょっと驚きます。
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次回詰とうほくの会場については、下の記事を見てください!という宣伝をかねて、昨日から連日の更新ですが、金成氏作紹介を。
10手台。ぱっと見、香歩問題っぽいのですが、大道棋出題だったのでしょうか?さて、で、手順は。腕自慢の方、どうぞチャレンジを。ちょっと驚きます。
ツイッターで少しだけ出したのですが、今週、将棋日本シリーズの関係で角さんが仙台に来ており、木曜に飲み会しました。前回詰とうほくに初参加された小池君も一緒で、3時間以上同じ飲み屋でだべってました。「集合郎はなれ」さんすみません(笑)。
話題も昔の長編作家から昨今の若手の話まで、いろいろで盛り上がりました。小池君はまだ大学生ですが、図書館で知識を得ているそうで、多分生まれる前であろう分を含め、ほとんどの話になんの違和感もなくついてきており、驚きました。
近日発売の2作品集の原稿も少し見せてもらいました。全国大会を皆様お楽しみに。
あと、小池さんからは、なかなか面白い冊子をもらいました。来週の詰とうほくにもっていきます。その詰とうほくは次回はいつも会場が取れず、仙台市民会館になった、とのこと。仙台駅からのアクセスはこちらをご覧ください。実は冬眠蛙的にはいつものところより近くて、歩いていけます。( ̄▽ ̄)
会場前の定禅寺通は、秋は野外のジャズフェス、冬はイルミネーション(「光のページェント」といいます)で盛り上がる、なかなかの景観の通です。遠くの方もぜひどうぞ。
ワールドカップ、日本は残念な結果に終わりました。去年に組み合わせを見たとき、「ぱっと目立つチームはないけど、皆日本より実績が上で、考えようによっては一番損なグループだな」と思ったのですが、想像以上に厳しい感じでしたね。次回に向け、今度はどの監督のもと、どのようなサッカーを目指すのか、が興味深い。ポゼッションはまあまあだけど、シュートに行くまでが長い今のサッカーは少し退屈な感じもあり、また違う味のも見てみたいです。
本日はエイプリルフール特別出題2について解答掲示します。
▲69桂△同香成▲13角△同龍 ▲47金△67玉
▲76銀打△同香 ▲57金△同玉 ▲93角△同龍
▲68銀 △同成香▲17飛 迄15手。
角2枚の可成地点の打捨ては作例が多いのですが、スイッチバックにしてみた、というのが主張です。…が、肝心の遠打の仕組みは借り物(中村さんの短コン出品作)ですので、全く威張れた内容ではありません。
最短で9手くらいでやれそうなテーマですが、作ってみたら11手かかったので、初手と7手目を加えました。少しでも手の付けにくさがあれば、と思ったのですが、あまり大したことなかったようです。なお、2手目67玉は89角、同と、78銀、同香成、76銀打、同桂、56銀まで。ここで持駒を全部使うので、初手と3手目の手順前後は効きません。また、8手目同桂は57金~66銀です。
** 短 評 **
羅刹國さん(47歩)『順位戦に出すべきでは?エイプリルフールにしては高度なネタですよ?龍が東京~ニューヨーク間ですわ』
☆ニューヨークか…(遠い目)。いや、行ったことないけど(笑)
三輪勝昭さん(2歩)『短編作家だと一度は創ってみたくなる狙い。この狙いを何人かに作らせて、作者当てクイズをしたら多分正解多数になる気がします。らしい作品だと思います』
☆新しい構図にしたいですね。実は内内では考えてる構想があるんですが…まあ書いちゃうとつまらないので自粛します。
坂本栄治郎さん(34歩)『角二枚のでの龍の右左移動は面白かった。鬼の居ぬまに一仕事行っておこうと言う感じ』
☆一仕事の内容が今ひとつなんですよねえ。95地点がポイントっつーのはちょっと陳腐ですか。
占魚亭さん(19歩)『予想通りの受方竜のスイッチバック。指したい手が大体見えているので、着手順を考えるのみで易しかったです』
☆伊田さんにも一目で見破られました。やはり構図がイマイチですね。
さわやか風太郎さん(21歩)『個々の手は見えていたのですが、有機的に結びつかず苦労しました。特に7六銀打が同香と取られて7八や7九への利きが消せないので無駄とばかり思い込んでしまいました。1七飛で詰むといいなと思うだけで、なかなか実現に至りませんでした。守備の竜を左右に振る角捨てが実に巧妙でした』
☆76銀打は少し指しにくいかもしれませんね。入れた甲斐がある短評でした(笑)
エイプリルフールにお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
仙台は最近雨続き。憂鬱になっちゃいそう。
今週は週末地元に戻る関係で、早めに紹介します。
20手台の中編ですが、暗算でもいけそう?氏の作品群の中では、少し異質な感じもします。
この1週間はなんだかAKBとW杯で話題が埋まってましたね。なんだかんだ言って、日本は平和だなあ、と。個人的には最近ちょっと停滞気味でして、なんか気分を盛り上げるようなことでもないかなあ、なんて思ったりしてます。
さて、本日は4月1日に出題しました「エイプリルフール特別出題」の①の解答を。
▲43銀生△64玉 ▲44飛 △75玉 ▲55飛 △86玉
▲84飛 △同香 ▲87歩 △77玉 ▲65飛 △78玉
▲88馬迄13手。
3手目・5手目が限定打になっています。さて、その仕組みは。
実は後の方から考えるとわかりやすい。仮に3手目を54飛として、5手目65飛や45以遠だと、86玉、84飛、同香のときに87歩が打歩詰です。したがって、馬筋を遮る55飛が限定、という仕掛け。ところが、55飛には65歩という手があります。同飛、86玉で打歩詰(失敗図)。84飛、同香といてもう1歩補充しても詰みません。
そこで、戻って3手目を44飛とし、あらかじめ馬筋を塞ぐのが妙手。こうすれば55飛に65歩合としても同飛、86玉に87歩が打歩詰にならない仕掛けです。では44飛に54歩合は?これも同飛と取ると失敗しますが、同銀成と取る手で詰みます。
馬筋を二重に遮る深謀遠慮。いかにも詰将棋、で作者らしい内容です。
** 短 評 **
羅刹國さん「馬車の通り道なんてなかった」
☆岩が2個も転がっていては。あ、でも最終的には通るんですが。
三輪勝昭さん「打歩詰が見えているので無意識に44飛としていました。84飛でいなくなるのでどこでも良い手なのに後から気付きました。もう一度読み直して55飛に65歩合に備えて、2回連続で角道を止める構想なのに気が付きました。とりあえず先に作意手順から読む形なのがちょっと弱いですが、面白い狙いです。ただ作品としては推敲不足です。悪形でも構わないけど駒の効率良い配置を考えて欲しい」
☆舞台装置については、この作意設定だと仕方ないように思います。3手目54歩の方を作意にして別展開に、とかは考える余地があるかも。
☆ちなみに見たときに「初手省いてみては?」と聞いたところ、「38香の配置があまりに働かないので、2手目の変化で活かすようにした」とのことだったように記憶しています。ま、確かにいきなり初手から、というのは避けたい気もします。
蛇塚の坂本さん「二枚の飛で、遠くの馬をわざと遮断するとはニクイです。これが詰将棋の妙でしょうか」
☆作り物、という感じですね。
占魚亭さん「空き王手か両王手までと踏んでいましたが、なるほど」
☆確かに、そう見える初形ではありますが、そんな素直な作者では(笑)。
さわやか風太郎さん「折角の馬道を止める2つの飛車打が奇抜」
☆作者はフェアリー・推理将棋と多才なんですけど、特に推理将棋と詰将棋は全然作風が違うように感じますね。…って書くと後で怒られるかな。
解答者ちょっと少なかったですねえ。やはり難しかったですか…。
今日は暑くなりましたねえ。夏物を出してみたのですが、シャツが黄ばんできてて、買い替えないとダメっぽそう。こういう出費がなにげに痛いんですよねえ。
さて、本日は中編になります。
20手台。最後の方で合駒非限定が一か所あります。
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