« 微妙… | トップページ | 古本レビュー »

三輪勝昭さん個展 第12回解答

仙台は今週はストリートジャズフェスティバル。姉が来仙して案内しましたが、運良くbirdのライブをすぐ近くで見れました。ギタリストの方と二人だけの演奏でしたが、パワーに圧倒されました。さすがプロです。

さてでは第12回の解答を。

▲56飛 △同と ▲66銀打 △同と ▲46銀上 △同香
▲44銀迄7手。
(詰上り「R」の字)

作者の言葉『僕は創った作品の作意を忘れているのはよくある事なんですが、直ぐには解けない事が多い。これなんか送る作品を選んでいて、作意を忘れているので解いてみたら1分以上もかかってしまいました』

☆冬眠蛙は作意を忘れる、ということはないですね。数が少ないせいでしょうけど。まあでも、なんとなくわかります。

☆玉が動けない構図なので、そんなに難しくないようですが、筋に見える初手46銀打や46銀引、66銀打といった手が詰まず、首を傾げるところ。56飛と打ちにくい一着が飛び出します。同と、と取らせて66銀打が複合技。同銀は56銀なので同とですが、と金をどかせたので46銀上から44銀で詰ますことができます。短手数ながら打ちにくい手の連発で、十分なレベルになっていると思います。

** 短 評 **

羅刹國さん(40歩)『「R」レギュラー満タン入ります~。僕は詰将棋をセルフでこっそり』
☆うまい。「今回むずかったです…」とのこと。やっぱり。

太刀岡甫さん(4歩)『4手目玉を逃げたときの4六銀上一手詰が見えにくい。駒を捨てて運んでいく順は素晴Raしい!』
☆暗算だと盲点になりますよね。この変化もまた、初手の味を上げていると思います。

坂本栄治郎さん(29歩)『と金を移動させる手段は良く使われますが実に良く守備駒を玉の退路封鎖に利用され最終手が玉の後ろで玉を仕留める収束が粋でした』
☆初手から5手目で手段をつくして、最後だけ後ろから。確かにしゃれてますね。

國吉進さん(7歩)『Rの字ですね!』

nicoholさん(1歩)『と金の利きを消すのに苦心。▲56飛~▲66銀打が見えてすっきりでした。詰め上がりはRでしょうか』
☆nicoholさんは初解答。「詰将棋初心者」とのご謙遜ですが、この問題が解けるレベルはフツウ初心者とは言いません(笑)。これからも解答お願いします!!

たけとひでさん(11歩)『初手を気づかず悩みました』

さわやか風太郎さん(15歩)『一目見てと金が物凄く邪魔に感じました。しかし初手の飛車捨てがやりづらく中々と金がソッポにいってくれず悶々と悩んでしまいました』
☆手が届きそうで届かない焦燥感といった感じでしょうか。うん、よくわかります。

荒川貴道さん(9歩)『きれいな「R」のあぶり出しですね。』
☆久しぶりの解答、ありがとうございます。

占魚亭さん(13歩)『持駒の飛が上手いですね』
☆歩でも同じですからね。作者の性格がわ…いやなんでもありません(笑)。

名無し名人さん(11歩)『56飛~66銀打は盲点でした。オール捨駒ですが手筋物というより俗手物の印象です』
☆俗手物という感じでしょうか?心理作的なイメージもありますね。

久しぶりに解答二桁到達!やはり短手数がポイントでしょうか。ありがとうございました。

1回解答いただくごとに1歩ポイントを贈呈します。10ポイント溜まると三輪さんのミニ作品集をゲットできます。
・10歩溜まったところで、三輪さんのミニ作品集を送付いたします。(他に以前使っていた賞品があります。そちらをご希望の場合はご連絡ください)

今回羅刹國さんが到達したのですが、確かもう送ったので、第4作品集の解説ファイルにしますかね。ダメ!という場合はご希望の品をご連絡ください。

« 微妙… | トップページ | 古本レビュー »

詰将棋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 微妙… | トップページ | 古本レビュー »