三輪勝昭さん個展⑱解答
▲43銀引生△44玉▲24飛△同金▲33銀生△同玉
▲32馬△44玉▲54銀成△同馬▲45金△同馬
▲43馬迄13手。(詰上り「ル」の字)
角を取れる形ですが、55銀上は同と、43角、44玉で逃れ。43銀引生で銀を取らせてしまいます。ここで24飛~33銀生~32馬が一連の好手順で、32に馬を据えるのがポイントでした。(なので32角ではマズイわけです)24飛に34合は同銀成、同金、同飛、同玉、52馬以下。変化では左に馬を引くのもしゃれています。
44玉で形を決めた後は54銀成・45金と易しいながらも連続捨駒で仕留めます。左のノの字が不動なのは少し作者も不満かな?
作者『詰上がり24・35は25・36の方が良いと思いますが、わざとこうしています。色々創っていますので。
手順的には悪くないのでしょうが含みのない手なので僕の作品にしては味がない』
手の意味づけが少し薄味でしたか。こういったのも悪くないとは思いますが。
** 短 評 **
さわやか風太郎さん『2段目の銀が二枚とも捌けてルンルン気分。作意は早々に分かったのですが、2四飛に3四歩合や3三銀不成に5三玉の応手に手こずりました』
☆33銀生に53玉は変化とはわかりますが、手数内で納めるのに結構迷います。52桂成、63玉、62成桂で早いですね。
坂本栄治郎さん『初手5五銀の馬取りが捨てきれず、なかなか底なし沼から脱出できませんでした。キレイに金銀飛がさばけ気持ち良かったです』
☆44銀が取られる前に…、って思っちゃいますよね。
羅刹國さん『「ル」ですね。飛捨てがいいですね』
☆(私信)高得点さすが!難しくて解けなかった…。
占魚亭さん『2四飛が最高に気持ちのいい一手』
☆すっと滑らせる手触りがいいですよね。変化があるし。
太刀岡甫さん『考え「ル」所もなくすいすい手が進みます。銀を斜めに引く動きが楽しい』
☆楽しんでもらえるなら作者的には本望ですね。
名無し名人さん『詰将棋らしい手を続けていれば自然に詰みました』
☆筋良いですね~。作風どおり?
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もしかすると、次回は間が空くかもしれません。
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あれですか、合駒4回ですしね。
大学には2つ在庫がある(投稿した)ので。
そちらは簡単に解けるかと。
投稿: 羅刹 | 2013/06/19 10:16