« 新しい賞 | トップページ | おわび×2 »

三輪勝昭さん個展⑭解答

▲64金△同桂▲54銀△同龍▲同馬△56玉
▲65馬△同玉▲55飛△同玉▲66馬迄11手。
(詰上り「メ」の字)

45の龍を馬で取れる形で簡単そうですが、なめてかかると失敗します。たとえば初手66銀では56玉、45馬、同との後、上部脱出されて×といった感じ。

84馬の筋を消さぬよう、64金~54銀とこちらで龍をはがすのが正解。2手目56玉には45馬、47玉、46馬、また4手目56玉は45銀、47玉、49飛で捕まっています。両方とも気の利いた変化だな、と思います。

龍を取った後は65馬~55飛の連続技でフィニッシュ。わかっていても気持ち良い収束ですね。ちなみに65馬で58飛でも詰みそうですが、57飛が逆王手になり逃れます。

作者の言葉『4手目の変化と7手目58飛の逆王手逃れが気に入っています。駒取りがあるのが難ですが、変化好きの三輪作らしいとしておいて下さい』

短手数なので駒取りはマイナスですが、変化は各々キレイに割り切れているので、あまり気にならないです。難易度としてはちょうどいいレベルでしょう。

** 短  評 **

凡骨生さん『難しくないが巧い構成で、詰「メ」がいいですね』
☆送り仮名で来ましたね。個人的な話ですが、詰パラ読み始めたころ、あまり「詰め将棋」表記は好まれないよ、と編集長さんに言われたことを思い出します。

羅刹國さん『「メ」ですね。収束の捨駒がいいですね』
名無し名人さん『65馬~55飛が「メ」チャクチャ気持ちいい』

☆着地はやはりこうでないと。

さわやか風太郎さん『2手目5六玉の変化を先に読まされた』
☆意外と46馬が見えにくいんですよね。

坂本栄治郎さん『駒をドンドン捨て最終はシンプルで〆の字は気持ちスッキリです』
☆まさにシメって感じですか。

占魚亭さん『軽作。6五馬が気持ちのいい一着』
☆そうはさせないよ、と玉を引き戻す。

藤田卓志さん『7七玉は〆に必要な駒!』
☆うまい表現ですねえ。感心。

« 新しい賞 | トップページ | おわび×2 »

詰将棋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 新しい賞 | トップページ | おわび×2 »