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(修正) コメント募集

「おわび」記事で記載した図について、なんとか修正できましたので、再掲載します。奥鳥羽生さん、本当にありがとうございました。

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昨年末に宣言したミニ作品集を作成中ですが、詰将棋作家のお約束として、「過去作を振り返ると直したくなる」ビョーキを発病しています。それがうまくいけばイイんですけど、なかなか。

そんな中、1作なんとか修正終了。これです↓。20手台。

05082


昔ブログに発表した構想作ですが、ちょっとしたキズがあって今回大幅に修正しました。せっかくですので、感想募集いたします。本記事のコメント欄、または電子メール(hirokiichishima@yahoo.co.jp)までお願いいたします。感想いただいた方には2歩分解答ポイントさしあげます。

実は原図を発表したとき、狙いを理解していただいたのは金子義隆さん一人だけだった、という曰くつきの作品。リベンジなるでしょうか。

なお、いただいたコメントはそのままミニ作品集に掲載させていただく可能性があります。ご了承ください。

 

東京も含めてすごい雪のようですね。仙台もかなり積もってます。風が強くないのであまり寒くはないのですが。外に出られる方は滑って転んだりしないようご注意ください。

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詰将棋」カテゴリの記事

コメント

構想作という大好きな単語に魅せられて解いてみました。
「打歩詰回避のためのピン駒はずし、を無効にする不成」
を防止する玉方金の利きずらしの伏線、が狙いと見ました。
(だらだら長い表現ですいません。)
馬で桂を取った場合は、銀が生~成で逃れるのも一興。
ただ、玉方が桂成~移動合でも対応可能な所が残念。

僕も「構想作」という甘い蜜に誘われ解図してみました。
なるほど、77桂生でそもそも87の利きが出来なくなるのを阻止するための馬捨てですか。相変わらず、巧い。って、奥鳥羽生さんと言ってることがほとんど同じですが。(^^;
奥鳥羽生さんの「桂成~移動合」というのは55馬捨てを入れずに68馬、77桂成、85飛、76玉、58馬、67成桂の進行のことですね。
調べてみたところ、この順でも詰むことは詰みます。67成桂の後、87銀!77玉(85玉は86歩、84玉、48馬)、78歩、同成桂、75飛以下。
しかしやはり欲を言えば、作意より短い変化にしたいですねえ…うーん、難しい。(^^;
とりあえず冬眠蛙さんのご意見を伺いたいです。

宮原さん、コメントどうもです。
訂正前の図は48がと金だったので、87銀に85玉で詰まなかったんです。確かに変化が短くなるほうがベストなんですけど、さすがに仕方ないなと。「55馬を入れないと桂生で逃れ」を実現できて、まあ満足です。

<誤解?解消>
最初の私のコメントは訂正前の48との図に対するものでありまして、
「55馬捨てを入れないと、桂成でも逃れ」が残念というものでしたが、
訂正後は「55馬捨てを入れないと、桂生のみ逃れ」となったわけです。
昨年末は有馬記念とその直後の同一作衝突判明で苦い思いの年越しも、
今年は早々に蛙さんの作品集の入手が約束されて嬉しい限りです。

初手手筋に見える55馬が第一感ですが同玉で詰型のようで続かない。
他に素直に手を進めると切れ筋なので、序8手はこうするよりないのですが読みが必要で好手順。そして何より構想の鍵となる大駒が実に良く働いた序盤で逆算としたらかなり気が利いています。

そこからさらに素直に手を進めると68馬に77桂生にて不詰。
56金が67の利きがなければ67馬を阻止する桂成が必要で、そのための伏線の55馬が作者狙い。
55馬が取る一手だと詰キストは捨てる手から考える癖がありますが、このタイミングでは先に捨てる手からは読まない形になっていますね。
48とはわざわざ金にしているのは変に思いましたが、77桂成〜67成桂合でも詰まないためでしたか。
桂生以外でも詰まないのでは構想は破綻ですので絶対の配置ですね。
意味を知ってしまうと僕には48金の配置は美しく見えます。

55馬と捨てて金を移動しておかないと77桂生で逃れ。捨てておけば桂成を強要できるという仕掛けですよね。
77桂生のところで桂成は詰むようにしておかないと伏線ではなくなってしまうので、そこは絶対条件でしょうが、作意より長かろうが短かろうが関係ないと思います。
むしろ、それを詰ますために余計な駒を置かない方が重要で、48金で実現させた点が流石と思います。

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