三輪勝昭さん個展⑨ 解答
近所に唐揚げ専門のお店がオープンしまして、昨日初めて買って家で食べました。専門店というだけあって、とっても美味しかったです。出来たての唐揚げ食べると、やはりフライドチキンは邪道だなと。ええ、偏見です(笑)
さてでは。
▲35龍 △45金打▲同金 △同香 ▲47桂 △同と
▲46金 △同飛 ▲同龍 △同と ▲65飛 △同金
▲44角 △54玉 ▲63銀生 まで15手。
(詰上り「ケ」の字)
いきなり合駒選択から入ります。37角、46合、同角、同飛、同龍、同●のとき、56飛で詰むのを防ぐため、●=金であることがわかります。
今度は37角の筋は46歩で同金、同飛、同龍、同金、56飛、45玉で逃れ。したがって合駒を同金と食いちぎるのですが、少し抵抗感がある一手です。同金は37角、46合、同角、同飛、65金までなので同香。
ここで47桂から46金がとても巧い。47桂を入れないと46金、同飛、同龍のときに同玉で詰まない、というだけなのですが、効きを増やしておいてガツンと捨てる感触が良いです。
収束も飛捨てが入ってソツなし。見事な「ケ」の字でしたが?
作者『詰上がり「ケ」です。何か変だって?実は詰上がり65・76は75でないといけない事に創ってから気付きました。
でもちゃんとした詰上がりがあるからおかしいのであって、この詰上がりはそんなにおかしくないのでは…だから間違えたのですけど…』
この形でも全くおかしくないと思いますね。「イ」の字の斜め線や縦棒が伸びた作品をたまに見るのと全く同じ話では、と。短評で見てみますか。
** 短 評 **
坂本栄治郎さん『6六飛を意識した展開と4七桂4六金の犠打は意外性が有りました』
羅刹國さん『47桂~46金が分かりにくい妙手』
☆意識にはあっても、指しにくい手順ですよね。
凡骨生さん『48とを引き寄せる手順の感触は「ケ」っこういけますネ』
葉井来人さん『合駒が入ると急に難しくなりますね』
☆前が短手数だったので唐突感があるかも。選題のしかたがヘタクソですみません。
名無し名人さん『全体的にゴツゴツした手順。47桂から46の精算が見えず苦戦しました』
☆駒取り2回もあり、力感のある作品という気がします。
隅の老人Aさん『細面の「ケ」字。細面ならば優しい筈ですが、これは中々に詰め難い。初手の35竜は角道を止めるようで指し難いし、合駒の変化を読まされるのも辛い。
47桂から46金とは、上手いねぇ。短編曲詰では三輪さんには敵わない。』
☆またまたご謙遜を。
藤田卓志さん『⑨は4五金打以下が何日考えても詰まなかったので、駒を並べてやっと詰みました。盤上に綺麗なケの字が浮かんだのには感動しました』
☆あぶり出しは詰ましたときの達成感が倍加されるのがイイですよね。
國吉進さん『ケの字があぶり出されました・・・・拍手!』
占魚亭さん『一本道といえばそれまでですが爽快で楽しい作品ですね』
☆さすがですねえ。冬眠蛙は結構考えちゃいました。
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