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三輪勝昭さん個展⑦ 解答

某大手弁当屋で注文後15分待たされる最長不倒を記録。後で注文した人に次々追い越され、さすがに店員に文句言ってしまった。 長くなるならそう言ってもらわないとなあ。

さて、気を取り直して今日は⑦の解答を発表します。

▲65金 △同龍 ▲64角 △同銀 ▲54銀成 △同龍

▲56歩まで7手。

(詰上り「ナ」の字)

不動玉で持駒なしですが、捨てる順番で少し考えます。ただし、まず角筋を通したくなる形ですし、65金、同龍とすると、その龍を動かしたくなるので64角、といった感じで、第一感で浮かぶ手が正解になるので、比較的易しかったかもしれません。最後の突歩詰は気持ちいいですね。

作者『鮮やかな突き歩詰の詰上がりですが、こうしか出来ない』

この作者がそういうんだから、難しいんでしょうね。字形を変えればなんとかなるかも。(笑)

** 短 評 **

さわやか風太郎さん『守備竜の無力化を図る。なんと犠牲の多いことか』

☆ねえ。まあそれを言ったら無防備煙は王さま一枚捕まえるために36枚無駄にしてるわけで(笑)

羅刹國さん『歩突くの最初だと思うよ、これ』

☆確かにちょっと誘われる。同龍、77角に66歩でペケ。

風みどりさん『持駒無しの配置駒捌きだけなので躍動感に欠けるかな』

☆駒の動きが大きいとあぶり出しっぽいですからね。86角を97にしてみますか(笑)

凡骨生さん『突き歩が「ナ」んとも良い味ですね』

隅の老人Aさん『初心者向け曲詰のPRにどうぞ。 突き歩詰の曲詰は珍しい』

☆言われてみると確かに見ないですね。意外と狙い目かも?

坂本栄治郎さん『綺麗にさばけて、最後は、歩の突きで終る所がニクラシイ』

☆ちょっと澄まし顔でちょこん、と突く感じですかね。

飯尾晃さん『手順前後の綾は結構ある』

☆焦点捨ての64角が先、というのはポイント高い。

葉井来人さん『一桁物の曲詰創作は難しいですね』

☆確かに。でも「♂⇒♀」の傑作立体曲詰も7手でしたっけか。まああれは着想の勝利という感じですが。

名無し名人さん『連続捨駒を経て最後に歩を突く感触が気持ちいいですね』

占魚亭さん『突歩詰、大好きです』

☆独特の味がありますよね。なかなか好評でした。

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コメント

曲詰の突き歩詰については田中徹氏が「四百人一局集」に書いておられます。
カタカナ曲詰の一号局は同誌収録の田中氏の「セ」であろうと…
カタカナに限定しなくても一号局の可能性もあり、その後も現れていないとの見解のようです。
一号局ならいざ知らず、二号局と言う事に僕は興味がありません。
それに僕は突歩曲詰をこれより前に二局創りまだ未発表になっています。
ただ突歩詰は最高に気持ち良く大好きなのですが、カタカナ曲詰で可能な字は結構限られていますね。

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