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2012年10月

三輪勝昭さん個展⑧解答

昨日は詰とうほく。いつもの面々でのんびり楽しみました。出るたびに、たまには作品創らなくては、っていつも思うんですけどねえ。。

さて、では⑧の解答を。作者コメントが長いので、2回にわけて発表します。

▲66金 △46玉 ▲45飛 △同角 ▲35銀 △57玉

▲68龍 △47玉 ▲38龍 △57玉 ▲46銀 △同玉

▲37龍まで13手。

(「詰上り「ハ」の字)

初手58龍では57歩、66金、46玉、35銀、45玉で駄目。龍を横に動かすのを保留して66金からスタートします。57玉には67金が好手で、68龍から金を取って早く詰みです。

46玉には35銀としたり、37龍から桂を跳ねたりする手も見えますが、どれも(結構危ないですが)届きません。45飛と捨てて45を塞ぎ、35銀から57に追いだします。ここで68龍から38龍がしゃれた手順で、実は47桂は邪魔駒だったことがわかります。46銀から37龍とした詰上りでわかりますね。キレイな左右対称の「ハ」の字になります。

作者-『ハ』の字は完全斜め型で創りたいけど大駒3枚必要でしかも収束型が極めて少ない。

そこで登場するのが斜棒曲げ型です。
6枚と8枚の詰上がりがありますがどちらも苦肉の策に思えます。
本図の曲げ方は人まねを嫌ったもので、良いと思っている分けではありません。
この詰上がりは田中徹氏のサイト「詰将棋五十音図」を見ると伊藤路歩氏が創っていました。
僕は創っている時は知らなかったのですが、おかしな詰上がり型と思っているので同じように創る人がいて良かったと言う心境です。

実は「ハ」の字を完全斜型で創ったのですが、変化手順に変別の変同変長が膨大にありどの変化も一応同手数駒余りの順は存在している作品。そんなのを発表出来るでしょうかね?

この場をお借りしてD級順位戦の作品について。
凡骨生さんが6手目の変同を指摘していますが、同手数駒余りの手順は存在します。
しかし、僕はこれを誤指摘とは考えていません。
変同ではないが変同で評価を下げられても何の反論も出来ない変別によるキズと考えています。

「ハ」の字は確かに相当苦しいですね。難度高いと思います。

D級順位戦の作品は確かに割り切れてますね。(44飛成、64金に65銀、84玉、64龍、同歩、94金、75玉、64龍までで同手数駒余り)65銀とかが少し見えにくく、いわゆる「評点制では勘違いされて損をするタイプ」かと思います。ちなみに冬眠蛙は同手数駒余りになる順があるなら、(その順の難しさによらず)全然気にしないですね。これは解答者の方とは違う見方かもしれません。

解答いただいた方の感想は後日アップします。

なんと

唐突に石原都知事の辞任のニュース。驚きました。

なんでも国政選挙に出るとか。賛否両論あるところでしょうが、思うところがあるのでしょう。彼ほどの人生を歩んだ人はそうそういないし、冬眠蛙のような若輩にはわかろうとする方が無理な感じがします。

 

後継に猪瀬直樹副知事を推しているそうですが、他にも立候補する人は多いでしょうし、都民の選択がどうなるのか、また後任になった人がどのようなカラーを出すのかは見ものですね。

 

今週末は詰とうほく。ご覧のかた、ぜひどうぞ。出来たての三輪さんのミニ作品集が見れるかもしれませんヨ。

三輪勝昭さん個展⑦ 解答

某大手弁当屋で注文後15分待たされる最長不倒を記録。後で注文した人に次々追い越され、さすがに店員に文句言ってしまった。 長くなるならそう言ってもらわないとなあ。

さて、気を取り直して今日は⑦の解答を発表します。

▲65金 △同龍 ▲64角 △同銀 ▲54銀成 △同龍

▲56歩まで7手。

(詰上り「ナ」の字)

不動玉で持駒なしですが、捨てる順番で少し考えます。ただし、まず角筋を通したくなる形ですし、65金、同龍とすると、その龍を動かしたくなるので64角、といった感じで、第一感で浮かぶ手が正解になるので、比較的易しかったかもしれません。最後の突歩詰は気持ちいいですね。

作者『鮮やかな突き歩詰の詰上がりですが、こうしか出来ない』

この作者がそういうんだから、難しいんでしょうね。字形を変えればなんとかなるかも。(笑)

** 短 評 **

さわやか風太郎さん『守備竜の無力化を図る。なんと犠牲の多いことか』

☆ねえ。まあそれを言ったら無防備煙は王さま一枚捕まえるために36枚無駄にしてるわけで(笑)

羅刹國さん『歩突くの最初だと思うよ、これ』

☆確かにちょっと誘われる。同龍、77角に66歩でペケ。

風みどりさん『持駒無しの配置駒捌きだけなので躍動感に欠けるかな』

☆駒の動きが大きいとあぶり出しっぽいですからね。86角を97にしてみますか(笑)

凡骨生さん『突き歩が「ナ」んとも良い味ですね』

隅の老人Aさん『初心者向け曲詰のPRにどうぞ。 突き歩詰の曲詰は珍しい』

☆言われてみると確かに見ないですね。意外と狙い目かも?

坂本栄治郎さん『綺麗にさばけて、最後は、歩の突きで終る所がニクラシイ』

☆ちょっと澄まし顔でちょこん、と突く感じですかね。

飯尾晃さん『手順前後の綾は結構ある』

☆焦点捨ての64角が先、というのはポイント高い。

葉井来人さん『一桁物の曲詰創作は難しいですね』

☆確かに。でも「♂⇒♀」の傑作立体曲詰も7手でしたっけか。まああれは着想の勝利という感じですが。

名無し名人さん『連続捨駒を経て最後に歩を突く感触が気持ちいいですね』

占魚亭さん『突歩詰、大好きです』

☆独特の味がありますよね。なかなか好評でした。

サッカーと怪我

昨日は朝にサッカーの代表戦があり、録画して見ました。恐ろしくキレイにカウンターが決まりましたね。守備陣もよく頑張ったと思います。ただ、正直言いますと、もう少しやれなかったのかなあ、という気はします。特に前半は一方的で、内容はお世辞にも褒められたものではありませんでした。1トップのハーフナーマイクが全く機能していなかった。聞いた話では、所属クラブではMFで使われてるみたいなので、無理ないと言えば無理ないのですが、それにしてももう少し身体張ってほしかった。多分佐藤寿人の方が背は低くともポストプレーとかよほどうまくやれたのでは、と。

後半から入った乾がなかなかでしたね。あれで香川も活きるようになったと思います。まあしかし、全体的には本田・前田の不在が目立つ内容でした。両者とも怪我、ということで仕方ないですけど。

 

サッカーは球技の中でも比較的怪我しやすいスポーツみたいで、結構な長期離脱になるケースもしばしば。冬眠蛙の応援している新潟でも、昨日の練習試合で、不動の守護神で日本代表も経験したGK東口が8か月の大怪我をしたとのこと。これから正しく残留に向けた正念場なので、本当に厳しい。本人も悔しがっていることと思いますが、こればかりは仕方ない。くさらず、じっくり治療してほしいと思います。

三輪勝昭さん個展 第5回出題

めっきり寒くなりましたねえ。また乾燥肌の季節か…。( ´;ω;`)ブワッ

さて、気を取り直して第5回出題。今回は両方とも手数10手台。秋の夜長にいかがでしょう。

Miwa9


 

Miwa10

解答・短評を募集いたします。以下のメールアドレスに11月11日(日)までに解答をお寄せください。
送付先 
hirokiichishima@yahoo.co.jp
本記事のコメント欄に、という場合、解答は入力せず、感想のみとしていただくようお願いいたします。

10ポイント到達時の賞品の三輪さんのミニ作品集がほぼ完成しました。今回から配布できる予定です。既に到達した羅刹國さんにも送付します。お待ちくださいね。

昔は読んだけど。

ほんとは今日、三輪さんの第5回出題をしようと思っていたのですが、先ほどノーベル文学賞の発表があったので、ちょっと感想など。

有力視されていた村上春樹は惜しくも賞を逃した、とのこと。仮に受賞すれば川端・大江につぐ3人目となったわけですが、冬眠蛙にはその2人と比較すると、だいぶ芸風が違う作家に思えます。(あ、なお、正直に書きますと、大江は1冊しか読んでません。良さが全然わかりませんでした)

高校か大学だったかの頃、「ノルウェイの森」が大ベストセラーになりましたが、その前から何冊か村上春樹は読みました。雰囲気のある文章が書ける人だと思います。「ノルウェイの森」は彼の作品の中ではだいぶ濃密な感じで、これから読みだすと、あまり好きになれないかもしれません。

これから読んでみたい、という方に個人的にオススメなのは

・中国行きのスロウ・ボート(中公文庫)

・回転木馬のデッド・ヒート(講談社文庫)

ですね。両方とも短編集ですが、文章のうまさで読みあきません。内容もいかにもムラカミ、という感じです。長編では「羊をめぐる冒険」や「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が好き。ただ後者はちょっと疲れるかも。

「アンダーグラウンド」とかのあたりから、だんだん読まなくなりました。これは彼の作風どうこうよりも、自分の好みが変わった方が強いと思います。決してつまらないわけではないんですけどね。

 

最近はミステリか実用書ばかりなので、たまには普通の小説も読んでみるかな。ではでは。

雑感

戻ってきました。

帰りにパラを少し解きました。小学校の清水氏作で大ハマリ。なんてことはない手がなぜか全く見えませんでした。きっと私だけです(笑)。

半期賞作品はやはりどれも凄いですね。まずは納得の受賞、という感じでしょうか。

賞といえば、ノーベル医学賞がiPS細胞の山中教授に決まったとか。選考経過が見えないのですが、もらうべき人がもらったようで、良かったと思います。こういう重たい賞の選考は大変でしょうね。いずれiPS細胞は将来性の大きい研究と思いますし、発展を願っています。

 

今日は体育の日なのですが、特にいつもと変わらない休日を過ごしました。あ、昼寝とかしちゃってるので普段よりグータラかも(笑)。ちなみに体育の日というのは東京オリンピックの開会式の日にちなんだものなのだそうです。言われてみると納得。もっとも今は"10月第2月曜"だからあまり関係ないかな?そういえば運動会をこの日にやる学校も昔に比べて減ったようで、時代の移り変わりを感じます。

いや、なんかオッサンくさい文章。まあトシなので仕方ないか(笑)。ではでは。

連休

三輪勝昭さん個展の第4回出題の解答締切が今週日曜となっております。まだの方、ぜひぜひ。

 

今日から新潟に戻る予定。パラ10月号をのんびり眺めながら、となりそうです。ぱっと見た感じ、今月結果発表のフェアリーの上田さん作がなかなか面白い。二玉詰は結構発展の余地がありそうですね。他の人の作品も見てみたいです。でも、二玉で双玉の大道棋とかだったら頭がこんがらがりそう(笑)。

では。

征服宣言

解けたよ、西君。

 

楽勝。この程度なら余裕だな。

 

 

 

3日もかかった…ふう。 (;´Д`A ```

解答宣言?

昨日ああいう記事を書いたら、今日Softbankがイーアクセスと経営統合を発表するとか、タイミング良すぎですね。首都圏のトラフィック緩和には有効と思います。あんまし田舎には恩恵がなさそうな気配も…。

 

まあそれはさておいて、今日パラ10月号が届きました。前にも書いたのですが、表紙の採用基準、なんとかしてほしい。6×6はどこ行ったん?おかげで本当はいい作品なんですけど、あんまし印象良くないです。正直。

利波さんがついに入選100回。おめでとうございます。ちなみに記念作品展はぜひ11月でお願いしたいです(謎)。

 

あと、今月は『コレだけは必ず解く』、というのを設定しました。どれかって?当てたらエライ。もし解けなかったら恥ずかしいので内緒にしておきます。

現在、三輪さんのミニ作品集を校正中。久々の冬眠日記ブックス(笑)ですが、なかなか良いものになったと思います。皆様お楽しみに。ではでは。

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