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2012年9月

選べる自由。

仙台は今まさに台風が来ようとしているところです。だんだん雨が激しくなってきました。台風自体も当然イヤなんですが、これがまたちょうど明日朝の通勤時間あたりが一番激しそうなんですよねえ。もう憂鬱以外のナニモンでもありません。こればかりは仕方ないですね。。。

 

今日は雑談でちょっと前に買い換えしたケータイの話など。先週あたり、iPhone5の発売で賑わいましたが、それに先立つこと2か月、携帯電話を買い換えました。平成12年に初めて買って以降、j-phone⇒vodafone⇒Softbankと、社名は変わりつつもずっと同じ携帯回線だったのですが、今回初めてauに変更しました。特に深い理由もなく、「せっかく変えれるんだから」位の感じです。が、後で書きますが、実はこれが結構大きかった。

auはタイトルのように「選べる自由」なるキャッチフレーズで商品展開しているのですが、感想としましては、「そう言ってる割には選択肢が少ない」というもの。冬眠蛙は結構こういうガジェットが好きなヒトなので、どうしても最新機種に眼がいってしまうわけですが、この夏の最新機種は6機種。ちょっと寂しい数字です。

 

そうは言いつつもだいぶ迷って(笑)、結局購入したのは「HTC J」というモノ。「HTC」は社名ですね。台湾のメーカーになります。実は冬眠蛙は前の機種もHTCでした。

この機種の特徴はカメラと音楽、ということで、結構高性能なイヤホンまで付いていたりします。他の機種に比べて、バッテリ持ちが良く、またレスポンスも良いので、ネットの評価は結構いいみたいです。一方で「画面がLEDで、液晶に比べて劣る」「防水機能ナシ」といった弱点もあります。よく海に出かけたりする人は後者はまずいかも。普通の雨に少しあたったくらいなら問題ないんですけどね。

そういった点はさておき、一番驚いたのが、「電波のつながり具合」。今まで普通だと思ってたのが全然違ってました。地下はつながらないもの、と思ってましたもん、自分。Softbankの回線はイマイチ、という評判は聞いてましたが、こういうことだったんだなあ、と初めて認識しました。最近はSoftbankも新しい周波数の回線をゲットした、とのことで、今はまた違う状態なのかもしれませんけどね。

まあ携帯なんて繋がるときに話せれば良い、という人も多いと思いますので、どうでも良い話かもしれません。まあ雑談ということで。

 

で、この回線変更の手続きをするためにSoftbankの店舗に解約手続きをやりに行きました。初めての経験なのでちょっとおっかなびっくりでした。引きとめられたり、理由聞かれたりするのかなあ、とか。  …いざやってみると簡単なんですねえ。淡々と終了。普通に「ありがとうございました」で終了しました。こんなものなのか、という感じです。まあ携帯会社からしてみたら、法人契約でもなければ追っかけてもしょうがないのかもしれませんね。

 

ぐだぐだ書いているうちに、一層雨が激しくなってきました。いよいよもってマズイ。皆様も含め、なるべく被害が少なくすみますよう。ではでは。

変長作取扱。

今回の順位戦ではC級で変長作品が1個あり、(順位的な問題もあって)降級になった模様。余詰不完全と同じ扱いとなっているわけで、それに対して疑問を持たれる方もいらっしゃったようです。

 確かに規約的には変長作品を作品と認めないとはどこにも書いていないわけで、少しスッキリしない感じです。

 冬眠蛙の記憶では、前にも順位戦で2手変長作品が出たことがあり(確か宮浦さん作)、そのときは完全と見なされていました。まあちょっと気付きにくい変長ではあったのですが、それで減点ナシはちょっとズルイなあ、なんて当時は漠然と考えていました。一方で康平さん作で6手長くらいになっちゃったのがあって、そちらは陥落扱いだったと思います。

気付きにくい変長と気付きやすい変長、短い変長と長い変長で、完全・不完全が判定されるのもちょっと変かなあ、とは思います。個人的には順位戦や短コンのような、順位を競うような催しは変長作品禁止でいいんではないか、とは思いますね。学校なら評価点で何かが決まる、というわけではないので、フツウに減価事項で扱っていいかな、と。

まあ、あまり真面目に考えているわけではないのですが、たまには戯言など。

三輪勝昭さん個展⑥ 解答

最近急に涼しくなってきましたね。まあ9月も末なのでこれが本来なんでしょうけど。

さて、では⑥の解答です。

▲66飛 △46成香▲37金 △45玉 ▲46金 △同銀

▲25飛成△35銀 ▲36龍 △同銀 ▲46香 △同角

▲56銀迄13手。

(詰上り「エ」の字)

初手は金を取るしかないわけで、それに対して27玉に少し考えますが、17角が好手で早く詰みます。ということで、2手目の合駒を考えるのですが、37金があるので46成香の一手。37金、45玉で第一幕は終了します。

成香を取った後、56銀を見せた25龍にまたも異動合で応じます。ここで56銀には46玉、46香は55玉で逃れ。困ったように見えましたがここで36龍が絶妙の返し技。同銀と取らせてから46香とすれば、55玉なら44角までなので詰みに至る、という筋書きです。

作者「変化も手順も気に入っているのですが、全く紛れがない。「キ」の字にする事も考えたのですが、継ぎ足した駒を動かせない」

色々と付け加えたい感じもして、冬眠蛙も少しいじってみたりしましたが、収束この詰形は収束の制約がどうにもキツイ感じです。これはこれで、まずは一作というところなのでしょうか。

** 短 評 **

飯尾晃さん『紛れはないが2手目以降はいい感じ』

凡骨生さん『何が現れるかと思ったがソッポ竜捨てで「エ」になった』

☆初形からすると少し意外?

羅刹國さん『移動合2回ですか、さくさくですな』

坂本栄五郎さん『合効かずの連続から香角の連係と龍がさばけてスッキリとしていると思います』

☆収束にむかって盛り上がっていく構成になってるので、解後感は良いと思います。

☆坂本さん、作品集、もう少しだけお待ちください。本当にすみません。

風みどりさん『銀の動きが狙いでしょうか。ちょっと食い足りない感じ』

☆作家的には欲張りたくなる構図ではあります。

さわやか風太郎さん『二度に亘る移動合が印象的。3六竜とするところで、5六銀、4六玉、3五竜として迷子になってしまった』

☆ここが結構ギリギリ。あまり読まれないかなあ、とは思ったのですが。

隅の老人Aさん『易しい異動合がテーマかな? 36竜が好手で三輪流がチラリ』

☆パラ届きました?なつかぜさんが心配されてましたが。

葉井来人さん『これはいいですね。好みです。でも一路ずれていた』

☆2手目の変化の関係で一路左に寄せると不詰。また、一路下段にすると2手目香成にできるんですが、銀成もできちゃうんで詰まないんですよねえ…。残念。

占魚亭さん『玉方銀の動きがいいですね』

名無し名人さん『銀の動きに味がありますね』

☆行って戻ってまた行って。

やまかんさん『作者の注文どおり紛れをしっかり読んでしまった。消去法的に作意にたどり着いた感じ。手は限られて易しめだけど1局の流れがよい感じ。銀より2枚の角と成香車がうまいと思った』

☆読み易くて気持ちよい、ネット向けだと思います。

 

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第3回出題に解答いただいた皆様とポイント累計

隅の老人Aさん(34歩) 羅刹國さん(31歩)

凡骨生さん(28歩) 坂本栄治郎さん(19歩)

風みどりさん(18歩) さわやか風太郎さん(7歩)

占魚亭さん(3歩) 葉井来人さん(3歩)

名無し名人さん(3歩) 飯尾晃さん(3歩)

やまかんさん(1歩)

※出題時に解答・感想をお寄せいただくと1歩進呈します。

10歩溜まったところで、三輪さんのミニ作品集(現在製作中)を送付いたします。(他に以前使っていた賞品があります。そちらをご希望の場合はご連絡ください)

三輪勝昭さん個展⑤解答

偏頭痛にやられて遅くなってしまいました。では早速。

▲64角△66玉▲75龍△同飛▲55角△同玉

▲56馬まで7手。

(詰上り「ナ」の字)

46に逃がしては駄目なので、角をそのラインに打つしかないのですが、離して打ってもよいところを64角とあえてくっつけて打つのが好手。65玉には56馬で詰むので66玉ですが、ここで75龍と捨てて飛筋をずらことが出来るのが角近打の効果です。

同飛に55角として、見事に「ナ」の字が浮かび上がります。積み崩しと言われる手順構成ですが、大駒で表現した分爽快さがアップしていると思います。

作者「素材としては35とは45歩なのですが、そうするとどうしても35が不要駒。
それが理由でこうしかならない

まあ45歩でも「ナ」の字には見えますが、確かに字形バランスとしてはこちらを取りたくはなりますね。紛れも少し増えるし、良いのではないでしょうか。

** 短 評 **

凡骨生さん『「ナ」んと言うことだ最後はどちらへ逃げても「ナ」になった』

葉井来人さん『最終、玉がどう逃げても文字になることに感心した』

名無し名人さん『6手目同玉でも65玉でも「ナ」の字になるのが面白いですね』

☆最後65玉としても56馬までで同じく詰上り「ナ」になります。評が結構集中しました。

飯尾晃さん『取っても逃げても字になるというのは誰かの作にもありましたね。生角だと不安なので馬を作りたくなります。手数が不明なら82角を読むところ』

☆冬眠蛙も「そういえば昔あったよなあ」までは覚えてました。正解はこちら↓。

風みどりさん『吉田健の「N」を意識しましたね』

☆いや流石です。たしか「饗宴」の論考で柳田さんがあげてました。ちなみに作者ももちろんご存じでした。

坂本栄治郎さん『飛の移動が目に見えますが、龍を斬り生角と馬での収束はサッパリ』

☆「初形で飛がなければ56馬まで」の発見が解図の近道ですね。

さわやか風太郎さん『初手限定がいい。このあぶり出しは完璧ですね。玉がどっちへ行っても「ナ」』

☆積み崩しだと、形もいったん崩れてまた戻るみたいで面白い。

羅刹國さん『遠打ってきくとホイットニーヒューストン思い出すなあ、まあ近打「ナ」んですけどね』

☆なぜにホイットニー!?またしょーもないダジャレ考えてたりしてるな(笑)

隅の老人Aさん『ナんという優しさ、嬉しくなります。打った駒を捨てる、三輪さんの好みがチラリ』

☆冬眠蛙も好みです。

やまかんさん『角の使い方がよかった。曲詰でなければ勘違いするところでした』

☆やまかんさんは初解答。ありがとうございます。

占魚亭さん『大駒の連捨てが気持ち良いです』

☆詰将棋の醍醐味ですね。

 

⑥も早めに結果アップしたいと思います。ではお昼ご飯いってきまーす。

三輪勝昭さん個展 第4回出題

仙台は今週はストリートジャズフェスティバル。母が遊びにきており、案内してまわりました。今年もだいぶ盛り上がってました。天気もとても良く(別の言葉で言えば残暑厳しく)、きっと凄いビールの消費量になったものと思われます(笑)。

 

さて、第3回の結果発表の前に第4回出題をすっかり忘れていました。今回もなかなか楽しい作品になってますので、ぜひご解答をお寄せください。

 

Miwa7


手数一桁です。かんたーん。

 

Miwa8


こちらは手数10手台です。双玉なので、少し実戦的な匂いも(笑)?

解答・短評を募集いたします。以下のメールアドレスに10月7日(日)までに解答をお寄せください。

 

送付先  hirokiichishima@yahoo.co.jp

 

本記事のコメント欄に、という場合、解答は入力せず、感想のみとしていただくようお願いいたします。

 

B級順位戦の感想(祝残留)

冬眠中だし、A級に戻ろうなんて思わないですよ。ええ。

…なんだ、あとちょっとだったんだ。惜しかったなあ。。

 

冗談です(笑)。まあよく残留しました。意外と評点良かったですね。

冬眠前のボツ作でしたが、手順はほぼ暗算創作。初手だけ後で加えたんですが、その分もともとは異動合だった33桂が打合になってインパクトが薄くなりました。収束がかなり流れた感じで残念なんです。個人的には飯尾さんの評に全く同感ですね。

3位の山田さん作の手順バランスが個人的には好み。ちょっと駒数多いかな。首位の芹田さんのは流石の力強さでした。ああいう逆算はなかなか出来ないですね。

 

在庫整理も全て終えてまして、これで本当に予備作ゼロ。来年向け、今から作るか…。

残暑お見舞い申し上げます。

9月に入りましたが、なかなか暑い日が続きますね。あ、でも仙台は今日久しぶりに雨が降りました。そのせいか、若干涼風を感じます。

 

今日は久しぶりに旧ボツ作をいじったりしてみました。まあ比較的涼しそうな感じなので、残暑見舞い代わりに、どぞ。

Kaeru120902

中編ですが、難易度は大したことないです。

あ、三輪さんの第3回出題が解答今日までです。まだの方、ぜひどうぞ。(まあ今週中ならOKです)

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