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『館島』(創元推理文庫)

久々にミステリ書評を。『謎解きはディナーの後で』が2011年本屋大賞を受賞した東川篤哉という作家の初期の作品だそうです。え?なんでその受賞作を読まないのか?う~ん、高速バスで読むための本だったので、文庫本にしたかったんですよね。

タイトルからして想像がつくように、孤島で起きる連続殺人、という古典的と言えばあまりに古典的な題材。ただ、このタイプの作品にありがちな無理な導入とかは感じませんでした。トリックも本格的でした。ただ、ユーモアミステリを意識しすぎて、無理に軽いタッチの文章を入れている感じはしました。近作だとその辺りが改善されているのかな?また機会があったら読んでみたいと思います。

せっかくの土日というのにずっと雨模様。まあ仕方ないですか。また今後忙しくなる予定なので、当分更新はこんなペースと思います。 

 

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