久しぶりに初心者さんのフェアリーランド
22日の記事の関係でパラのH6年5月号を眺めていたら、冬眠蛙にも解ける楽しいフェアリーものがありましたので紹介します。
『安南』とは変則ルールのひとつ。「ある駒Xの後ろに味方の駒Yがあると、XはYの動きになる。」
この初形では17香は後ろに味方の桂が置かれているので、桂の利きになっています。したがって、一見王手がかかっているように見えて、かかっていないことがわかります。
15歩と打つのは打歩詰で駄目。ひねって23歩と打つ手もあるかな?後ろにいる銀の利きになるので王手がかかるのですが、残念ながら、それでそのまま詰んでしまうので、これも打歩詰の禁手となります。
さて、ではどうやれば詰むのでしょう?ちょっと面白い手順で、作者のセンスに感心しました。ごく短手数ですので、変則ルールの苦手な方もぜひトライしてみてください。
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ああ、歩の打ち方ですね。
フフフ。
投稿: さわやか風太郎 | 2010/10/28 22:29