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特別出題解答④

サッカーの話とかはしばらく厳禁(苦笑)。

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前回最終図より。同桂成とするとすぐ収束に入ってしまうので、一旦同とと取って粘ります。

     △同と ▲同飛 △65玉

▲55飛△66玉▲85飛△55桂

▲67歩△同玉 ▲65飛△56玉

▲55飛△66玉▲58桂

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同とと取る手には同飛としてから、②の持駒変換手順を再現します。今度は同桂成とするしかないですが、それに対して同飛は55歩合とされて詰みません。さて打開策は?

△同桂成▲35飛

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36金を取る手を見せる35飛が好手です。(ちなみに作図時に36金配置を発見したときは嬉しかったですねえ。もう10年以上前ですがよく覚えています)

35飛に55歩合とする手は36飛以下で早く詰みます。

△56玉▲36飛△45玉

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玉が左辺に逃げざるを得なくなって収束に入ります。上図では54香が邪魔駒になっており、それを消去します。序と収束の両方で邪魔駒消去する統一感がちょっとお気に入りです。

▲46金△44玉▲43と△同玉 

▲53香成△44玉▲45金△同玉

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持駒の金をうまく使って54香を消去しました。最後は94馬を活用します。③で解説した▲64銀成△同香の交換がここで活きてくる、という仕掛けです。

▲72馬△55玉▲54馬まで55手。

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昔の記事で作品集のPDF版をアップしたときに、改図前のこの作品を「今でも自作のベスト5に入る」と書いた記憶があります。今回の伏線手順導入で、その思いをますます強くしています。ベスト3を選べ、と言われても多分これを入れると思います。

四百人一局集の作稿が無ければこの図にたどりつくことも無かったわけで、その意味では門脇氏には感謝しなくてはいけないですね。ちなみに四百人一局集には別の作品を選んでます。

次回、皆様からいただいたコメントをアップしたいと思います。

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詰将棋」カテゴリの記事

コメント

唸りました。作品は100点ですが、分かりやすいレイアウトの解説は120点。

究極の自己満足記事だなあと思ってましたが…(笑)。ありがとうございます。

これは良い作品ですね
仕組みも綺麗に出来てますし、伏線も綺麗には行っていていいです

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