文化の自殺
新潟に行って戻ってまいりました。
新潟では繁華街のデパートが撤退したのに続き、操業100年を超える老舗の本屋さんが閉店され、ちょっと寂しくなっております。こういったことはどこでもあるようで、仙台も昔はたくさんあった本屋さんがどんどん減っており、寂しく思うところです。
ここ数年で情報を取り巻く環境がだいぶ変わりました。ちょっとインターネットで調べてみれば大概のことはわかってしまう時代です。テレビ番組も、音楽も簡単に触れられるようになりました。便利だなあ、と喜べる一面で、その分、今までのメディア媒体の売上の落ち込みは相当なようです。たとえば人気のあるミュージシャンでも数年前と現在でのCD売上はだいたい半減らしいです。多分小説家とかも同じではないかなあ。皆が皆村上春樹ならいいのでしょうが、そんなわけあるはずもなし、いわゆる「食っていける人」は本当に限られているのではないでしょうか。
こういうことが続くと、最終的には、「あ、こんなものなのね」という感覚が常識化して、本当に良い物が出回らなくなったりしないものかと、少し心配している冬眠蛙です。杞憂ならいいんですけど。
今日で短コン短評送付お申込みされた方への送付を全部終わりました。まさかとは思うのですが、「解答出したのに、まだワタシのところ届いていない」という方、コメント欄でお申し出いただけると助かります。
……ちなみに今日の文章、ちょっと詰将棋にも当てはめられそうだなあ、と思って書いたものです。え、心配しすぎ?そうだといいんですけど。
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