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2010年3月

ご連絡いただきました。

前回記事を書いたところ、浦野さんからわざわざお電話いただきました。まことに恐縮です。

 

ところで、ワタシ自身も忘れそうでしたが、特別?出題の解答は本日までとなっております。短コン短評欲しい、という方はぜひご感想ください。

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多分のんびりと解説すると思いますので、実際はもうちょい後で感想もらってもだいじょうぶです。

 

 

ここ数日で、Androidという新しいOSを搭載した携帯電話の新機種発表が相次ぎました。新しモノ好きな冬眠蛙も興味津々で見てみたのですが…。

auのがスゴイ。

記事→http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100330_357727.html

最初写真を見たときに「は?これケータイ?どーやって通話を?」と思ったのですが、なんと周囲にも声が聞こえるのでヘッドセットを使った会話を想定した仕様とか。どうやら2台目需要を狙った商品らしいのですが、あまりにもニッチすぎてたまげました。

まあ多分これは…と2ちゃんねるを開いたところ、案の定関連スレッドはものすごい惨状でした。そりゃあ楽しみにしてたヒトは意気消沈しますわねえ。出遅れたというより周回遅れの感のあるAUがどう巻き返してくるか、今後期待したいと思います。

どなたか教えてください。

結局解答選手権の手伝いをするはするんですけど、打ち合わせは当日実施、ということになりました。(まあ皆さん忙しいので仕方ないですが)

一応事前に確認しておきたく、一通り解答選手権のブログを見たりしているのですが、ひとつ疑問が。

『【初級戦スケジュール】
受付開始 13時
競技説明 13時20分
競技実施 13時30分~14時15分
その後,採点・表彰を行います.

となっているのですが、見ると一般戦は「14時半受付開始」となっています。

果たして15分程度で解答の採点して表彰できるもんなのでしょうか?前に参加された(または運営された)皆様、どんなだったか教えていただけると助かります。

 

今日はサッカーのベガルタとガンバを見ました。結局引き分けだったんですが、最初のPKは良くわからなかったなあ。今年から手を使うファウルを厳しく取る、という方針らしいですが、それが却って余計な混乱を招いている感じでした。まあそれはいいとして、そろそろ新潟にも勝って欲しいなあ…。

90年代の超短編を振り返る。19

仙台は3月にもなって吹雪でした。いや~寒い。

さて、本日ご紹介するのはコチラ。

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確かこの期の半期賞を取ったはず。解いた時にとても感心して、紛れ等もかなり研究した記憶があります。

解答はコメント欄に。

文化の自殺

新潟に行って戻ってまいりました。

新潟では繁華街のデパートが撤退したのに続き、操業100年を超える老舗の本屋さんが閉店され、ちょっと寂しくなっております。こういったことはどこでもあるようで、仙台も昔はたくさんあった本屋さんがどんどん減っており、寂しく思うところです。

ここ数年で情報を取り巻く環境がだいぶ変わりました。ちょっとインターネットで調べてみれば大概のことはわかってしまう時代です。テレビ番組も、音楽も簡単に触れられるようになりました。便利だなあ、と喜べる一面で、その分、今までのメディア媒体の売上の落ち込みは相当なようです。たとえば人気のあるミュージシャンでも数年前と現在でのCD売上はだいたい半減らしいです。多分小説家とかも同じではないかなあ。皆が皆村上春樹ならいいのでしょうが、そんなわけあるはずもなし、いわゆる「食っていける人」は本当に限られているのではないでしょうか。 

こういうことが続くと、最終的には、「あ、こんなものなのね」という感覚が常識化して、本当に良い物が出回らなくなったりしないものかと、少し心配している冬眠蛙です。杞憂ならいいんですけど。

 

今日で短コン短評送付お申込みされた方への送付を全部終わりました。まさかとは思うのですが、「解答出したのに、まだワタシのところ届いていない」という方、コメント欄でお申し出いただけると助かります。

 

……ちなみに今日の文章、ちょっと詰将棋にも当てはめられそうだなあ、と思って書いたものです。え、心配しすぎ?そうだといいんですけど。

おわび

短コンの短評送付が滞っており、申し訳ありません。

残りの方分は22日(月)に送付したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

クロマグロの禁輸案がワシントン条約会議で否決になったそうで、何よりです。クジラもそうですけど、生態に関係なく禁止とか、どうも国際的な常識にはついていけないものがあります。韓国の犬食もそうですけど、自分が食べる食べないは別として、他国の文化そのものを否定するのはいかがなものかなあ、と。

あと、最近はエコと言えば何でもOK、みたいな雰囲気があるのもいかがわしい。冬眠蛙の性格が曲がっているせいなんでしょうか。一部にはビジネスで利権を食い荒らす環境ヤクザみたいなのも見受けられるように思うんですけど。こういうのが却って環境政策に悪い影響を与えないかが心配です。なんてね。

 

彼岸ということで明日から実家に帰ります。また間が空いてしまいますが、ご了承ください。ではでは。

デビュー

周りの方の苦悩ぶりを見て、「ああ、これには罹りたくないなあ」と思っていたものに遂に罹ってしまいました。その名は花粉症。鼻ではなく眼の方なんですが、いやツライですねえ。かゆくてかゆくて、これはやってられません。でも直せないみたいだし…。この治療法確立したらノーベル賞もんかも(笑)。

 

さて、だいぶ間が空いてしまいましたが、無駄合考察を。前回、CASE4として、「王手をした駒が合駒を取って、そのまま以降の詰手順が成立するケース」というのを検証し、無駄合として問題ない、という見解を出しましたが、今回はそれと相反するケースを。つまり、「王手をした駒が合駒を取って、そのまま以降の詰手順が成立するにも関わらず、有効合と判定される」ものです。

適当な例がなかなか見当たらないので、自作の過去作を。

 Flush盤にしましたので、手順は盤上で確認ください。この4手目の46とがそれにあたります。ヤケクソ中合、と呼ばれるタイプで、これは玉方の手数稼ぎとして有効、ということで現在は整理されています。ちなみにこの作品の出題時は46と、同龍の2手を省略した解答は誤解扱いとなっています。場合によっては救済されることもあるのかもしれませんが。

 この中合の定義というのがまた難しいのですが、あとの作意手順の中で取られる駒であること、及びこの手を入れた場合と入れない場合で詰手順が同じで、かつ、詰上がりに駒が余らないことが前提条件になるかと思います。したがって、前回のCASE4については、少なくとも「詰上がり時に取った駒がそのまま余る」という条件を加える必要があるようです。

 ちなみにヤケクソ中合の作例は少ないようで、実は結構あります。どれも結構ひっかかりやすいようです。デパートだと手数表示で気づく、という解答者の方も多いようですね。

 蛇足ですが、ヤケクソ中合を有効合とする以上、「中合した瞬間(例の図であれば46ととした瞬間)に別の詰手段が成立する」場合は余詰と見なされます。作図時はご注意を。

あれれ。

今日打ち合わせのはずが、1時間待っても相手が現れず。電話番号も知らないため連絡とりようもなく、帰ってきました。何かあったのかしらん。やれやれ。

待っている間で久しぶりにパラの解図を少々。って言っても表紙と小学校くらいですけど。解いた中では表紙がモロ好みです。よくこんなオイシイ図が残っていたな、と思います。若くしてこういう作品が創れる才能が羨ましい。

 

短評送付は相変わらず時間を見つけてはやっている状況です。全員への送付が終わるまで、もう少しかかりそうです。気長にお待ちください。

90年代の超短編を振り返る。18

雪かきの腰痛がなかなか消えません。明らかにトシです。

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今回は呉一郎氏作。当時もやはり期末月は好作目白押しでした。解答はコメント欄に。

 

あさって解答選手権の打ち合わせがあるんですが、何か運営のときの注意事項とかあるのでしょうか?よろしければコメントいただけると助かります。ではでは。

ありえんだろ。

3月に入ったというのにエライ大雪が。これ下手すると明日の朝は早起きして雪かきが必要なレベルです。困ったもんだなあ。

 たくぼんさんのブログで手の意味付けに関する面白い記事がありました(それに対するタラパパさんのコメントがまた笑えます)。ワタシもよく解説で手の意味付けに対するコメント入れます(名解説者にはほど遠いんですけど)が、これは詰将棋に対する価値観にもよるかもしれませんね。謎解き重視なので、解に辿り着く道が何本もあるのはマイナス、という見方を冬眠蛙はします。こういう考え方は結構固定観念にもつながってて、打破した方が実は面白い作品が創れるのかもしれないな、なんて考えたりしています。

 

 さて、試験も終わったので(今日解答が発表されて自己採点したら、なんとか合格ラインに届いているようです。信じられん)、短コンの短評送付をはじめました。今回は解答数が多いため、1個あたり一時間かかることが判明。すみません、のんびりとやりますので、どうぞ気長にお待ちください。あ、あと「ワタシも欲しい」という方はコチラの記事を読んでご応募ください。

試験の結果は訊かないでください。

あーあ。一応マークだけはしてきたので、合格する可能性ゼロではないですけどね。

気を取り直して、予告どおり無駄合分析を。『CASE4(仮):王手をした駒が合駒を取ってそのまま以降の手順が成立するケース』

Mudacase4

作意は以下21玉、31と迄。この図で33歩合としても、同馬、21玉、31歩成で以降同じ手順になります。33歩合に同と、と取ると別の詰手順も生じるので、若干引っかかりがある人もいるかもしれませんが、それはどちらかというと、変化中の余詰の視点かなと思います。したがって、

解答的視点:33歩、同馬以下の解答は誤解扱いとなる。

作品的視点:作品として気にされることはなく、解説上「有効・無駄」と触れられることもない。

…ほぼ完全な無駄合、と整理できます。

さて、敢えて「王手をかけた駒で」と条件中に書いているのですが、では王手をかけてない駒で取った場合はどうでしょう。ということで「CASE5:王手をしていない駒が合駒を取って、そのまま以降の手順が成立するケース」を検証します。

Mudacase5

作意は13玉、24馬まで。ここで33歩合とした場合は同馬引と王手をかけている駒でない方で取って、13玉、24馬まで同じ手順になります。いわゆる交差型の王手ですね。

これも経験上ほとんど問題になることはありません。先ほどのCASE4と同じ裁定になります。

では、派生してこのケースはどうでしょう。

Mudacase52

作意は先ほどと同じく13玉、24馬迄とします…が、33歩合に同馬としたとき、21玉と下がられる手が、もともと合駒をせずに21玉と逃げられたときと異なる手段で詰ます形になります。これは現在は一般的に有効合として取り扱われるようです。どの位のキズなのかは難しいところですが、少なくとも33歩合としてきた解答を誤解扱いにはできないはずです。

 

ところで、CASE4について、文言の後ろに「仮」という言葉を入れました。次回は本当にこの定義で良いかどうかを確認します。

試験前々日

…ほぼ「来年があるさ」モードに入りつつ、一応休暇を取って家に閉じこもっております。え、さっき東風荘で名前見た?多分気のせいです。( ̄▽ ̄)

ということで、しばらく無駄合考察がお休みモードになっているのですが、次回は本筋といえる、「取った後の詰手順が変わらない場合」のケースを分類したいと思っております。え、全部問題ないんでは?という方はどんなケースがありうるか考えてみましょう。

勉強のBGMに東京事変の新譜を聴いているのですが、どうも勉強に身が入らない。よく考えてみたら新譜のタイトルが「スポーツ」。これはBGMに向くワケがないですね(笑)。

パラ3月号

…到着しました。

短コンの結果原稿が載っているわけですが、皆さんいかがでしたでしょう。前に予告したとおり、今回は作図側の視点で解説したものが多かった感じです。「配置はこうした方がいい」的な小生意気なことをたくさん書いていますが、作者の皆様、どうぞお気を悪くされないよう。

短評送付にお申し込みいただいた方への送付は来週スタートになります。申し訳ありませんが、もう少々お待ちくださいますようお願いいたします。

短評送付のお申し込み方法はコチラ(←クリック)の記事をご参照ください。

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