無駄合判定その1
さて、ではいよいよ整理の開始です。
まずは簡単そうなケースから。
アンケート①で最初に挙げた例です。この22合については、
『王手をかけた駒でその合駒を取ると、取った瞬間に詰むケース』
とします。
"王手をかけた駒で"と入れたのは、後でそうでないケースも出て来るからです。"取った瞬間に詰む"も同様に取った瞬間は詰まないケースも考察する必要があることによります。
これについては現状は
解答的視点:仮にこれを33馬、22合、同馬まで3手詰とした解答があった場合、誤解扱いとなる
作品的視点:作品として気にされることはなく、解説上「有効・無駄」と触れられることもない
言ってみれば「ほぼ完全な無駄合」で一般的に扱われています。
仮で無駄合の純度的なものを視点別に5点満点で設けるとしたら、両方とも5点つけても良いかと思われます。中には「変同駒余りもなるべく避けるべき」というご意見の方もおられるかと思いますが、「一般的には」ということでお許しください。別に変同駒余りがあるから評点を下げる、ということを否定するものではありません。
今後もこういったペースで進めます。
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投稿: onakapon | 2010/02/19 21:15