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夏の歓喜

今日は前にも書いた友人の所属市民オーケストラのコンサートに行ってまいりました。今回のメインはベートーヴェンの第9。俗に言う歓喜の歌ですね。

第9は年末にやるもの、と思いがちですが、実はそれは日本だけ。外国ではそんなことないそうです。正直に書きますと、年末の忙しいときに歓喜も何もあったもんじゃないわけで、個人的にはあまり好きな曲ではないのですが、やはり生でやると違いますね。すごい迫力でした。広くはないホールですが、合唱団の方が目いっぱい入っていて、とてもよいパフォーマンスでした。ちょっと印象が変わりました。

ちなみに行くときに地下鉄で聴いていたBGMは椎名林檎の新譜『三文ゴシップ』。これも素晴らしかったです。一曲先行的にPVが公開されてたので紹介。ちょっとエロティックな感じが曲調によく合ってます。

 

 

あ、そうそう、歓喜といえば、看寿賞が発表されました。中村さん、やっくん、おめでとうございます!正直中村さんはちょっと意外でしたが、賞に値する内容だと思います。やっくんの煙は本当に素晴らしい作品。ご本人のブログ、「All by myself」に掲載(→こちら)されてますので、ぜひ見てみてください。

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コメント

看寿賞中篇中村作、明快なテーマを持つ傑作だと思います。半期賞候補にも上がらなかったあの作品を選んだ選考委員の方々、さすがお目が肥えていると感心しました。

若島さんの2作品は、発表場所としてはローカルな解答選手権ということで、作品解説が読まれず(作者による詳しい解説がNETで見られるのですが)、どうしても不利になった気がします。
今年の同氏作「ルービック・キューブ」が同じ不利益を被らないとよいのですが・・・。

中篇の若島さん作、不利益に働いたのかな?とも考えましたが、到着した7月号を見る限り、そのようなことはありませんでした。
さすがに選考委員さん達の見る目は確か(^^)
短編は惜しかったですね。皆さんが良い作品だという点で一致していながら、看寿賞というにはパンチ不足だと。来年こそ、看寿賞短編を取るに値する傑作がありますように。

私も今見て改めて選考委員の方々の眼力に感心している次第です。委員長の御苦労が窺われますね。

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