推理詰将棋
2月の新作を出した際にTETSUさんから紹介してもらったのが「推理詰将棋」というモノ。詰将棋メモを見ると、『推理詰将棋とは、いろいろな詰め方がある出題図で条件にあった手順を求めるもの』と書いてあります。例も載っている(コチラ)のですが、条件ばか詰でちょっとわかりにくいかなあ。
では"かしこ"の条件詰とはどういった定義になるか、というと『条件を満たす範囲で詰方と受方双方が最善を尽くす』という感じでしょうか。
1個例を作ってみました。
…普通に考えれば▲22金まで1手詰ですが、例えば、
A『隣の詰将棋なんだけどさ、金が横に5回も動いたんだよ』
B『へえ。それはすごいね。最後はどこで詰んだの?』
A『12だったよ。端に追いやられて無念だっただろうね』
という会話(=条件)を加えると、金送り趣向がいともたやすく実現できるわけです。あ、真面目に作ってないので余詰あったりして。
ただ、これはあくまでも極端な例でして、もっと斬新な条件でちゃんと謎解きになるモノが望ましいな、と思います。というか、『普通かしこでは実現できない妙手順』が出ないとあまり価値はないかと。そういう意味では作るのは難しいルールかもしれませんね。
え、じゃあ、そういう作品の作例はって?いやだなあ、それを作るのは見ているアナタの役割ですよ!
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ああそうそう、今日は久しぶりにNHK杯見ました。決勝には珍しく大熱戦でしたねえ。最後羽生玉に2回ほど詰みがあったようですが、ワタシも気付きませんでした。あれすぐに見えるようだったらパラの解図も苦労しないんでしょうねえ(笑)。
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