飛先飛香の顛末
ちょっとだけこのブログ上でお騒がせしました飛先飛香について、コメント欄でかねこさん、Urakabeさんの解答が示されましたが、mixi上で某作家さんからも一般的な定義としては、ということで解答が載りました。
『持駒にA、B(A<B)の2種の駒があり、B→Aの順に使うと詰むが、逆にA→Bの順に使うと作意と同様に進んで逃れる。 (将棋の駒は全順序集合ではないが、どちらがより「強い」駒かというのは暗黙のうちに理解して頂けると思う。ここではAよりBが「強い」ことをA<Bで表す)
図式化して描くと
…B…A→詰み(作意)
…A…B→逃れ(紛れ)(A<B) となる。 』
なるほどねえ。作意順と同様で逃れ、というのがミソ、というところですか。ただ、某作家さん自身は、というと『もっと非常に緩く、飛香の持駒で先に飛打てばとにかく飛先飛香でもいいのではないか』。要は大事なのは作品が面白いかそうでないか、でないの?ということで、まあ正直申し上げまして、非常に彼らしいなあと(笑)。
また、コメント欄でいただいた作例のほかにもメールでも例をもらいました。皆様ありがとうございます。ちなみに冬眠蛙の「○先○×作品」をもう1作紹介します。
第2作品集の第5番です。えーと、冬眠蛙らしいヒネクレ方です。Urakabeさんの定義だと該当しないですね。でも、個人的にはベスト10に入るお気に入りだったりします。あ、解説編を見ると解答は書いてありますが、解説はかなりイジワルなのでご注意ください。
え、お前の意見はどうなんだって?う~ん、そうですね、本質的には某作家さんに近いのですが、一般的な方に紹介するのならUrakabeさんのにはまる作品を紹介すべきかな、と思います。飛でも香でも同じはずなのに敢えて飛を捨てる、このミステリ感?を味わってほしいですね。
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