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2008年7月

飛先飛香の顛末

ちょっとだけこのブログ上でお騒がせしました飛先飛香について、コメント欄でかねこさん、Urakabeさんの解答が示されましたが、mixi上で某作家さんからも一般的な定義としては、ということで解答が載りました。

『持駒にA、B(A<B)の2種の駒があり、B→Aの順に使うと詰むが、逆にA→Bの順に使うと作意と同様に進んで逃れる。 (将棋の駒は全順序集合ではないが、どちらがより「強い」駒かというのは暗黙のうちに理解して頂けると思う。ここではAよりBが「強い」ことをA<Bで表す)

 図式化して描くと
      …B…A→詰み(作意)
      …A…B→逃れ(紛れ)(A<B) となる。 』

なるほどねえ。作意順と同様で逃れ、というのがミソ、というところですか。ただ、某作家さん自身は、というと『もっと非常に緩く、飛香の持駒で先に飛打てばとにかく飛先飛香でもいいのではないか』。要は大事なのは作品が面白いかそうでないか、でないの?ということで、まあ正直申し上げまして、非常に彼らしいなあと(笑)。

 

また、コメント欄でいただいた作例のほかにもメールでも例をもらいました。皆様ありがとうございます。ちなみに冬眠蛙の「○先○×作品」をもう1作紹介します。

08jul30a  

 

 

 

 

 

 

第2作品集の第5番です。えーと、冬眠蛙らしいヒネクレ方です。Urakabeさんの定義だと該当しないですね。でも、個人的にはベスト10に入るお気に入りだったりします。あ、解説編を見ると解答は書いてありますが、解説はかなりイジワルなのでご注意ください。

 

え、お前の意見はどうなんだって?う~ん、そうですね、本質的には某作家さんに近いのですが、一般的な方に紹介するのならUrakabeさんのにはまる作品を紹介すべきかな、と思います。飛でも香でも同じはずなのに敢えて飛を捨てる、このミステリ感?を味わってほしいですね。

過ちを繰り返し

前に「今度順位戦の出品作を振り返る」と書いたのですが、まだ実現していません。まあ今回の結果が出てからでも遅くないなと。

第3期のD級に参加してから今回もあわせると連続17回の出場になります。こうしてみると我ながら良くもったものと思います。…が、2回ほど汚点がありまして。いや、降級じゃないですよ。そんなんしょっちゅうです(笑)。余詰ですね。…でその内一個は更に変同見落としのオマケつき。どんな集中力の無さなんでしょう。

で、その内古い方の余詰作、作意設定は決して悪くない、と思っていたので今回修正に取り組んでみようかと図を思い出して盤駒取り出したわけです。うまいこと余詰回避は駒を増やさずにできまして。…で、見落とした変同を消さなくては、と思ったまではいいのですが、その変同の順が思い出せない。どうみてもどの変化も簡単に詰むはずなんです。これはもしや解説が間違っていたのではないだろうかと。

勇躍バックナンバー探しましたね。で、愕然。確かに変同なんです。全く見落としてました。当時と全く一緒。人間なかなか一回盲点にはまると抜け出せないものだなあ、と思った次第です。

え、図面出せって?いや、首尾よく直せたら来月の新作にしようかと…。でも結構修正がきつそうで、今困っているところです。構図から見直さないと厳しいかも…。ふう。

…で、いつ梅雨が明けたって?

先週梅雨明けしたはずの仙台はここ1週間曇りか雨のどっちか。いい加減訂正されてもおかしくないはずなんだが…。

2日ほど空けましたが、単に書くネタがなかった、というだけです。創作もしているのですが、来月に間に合うかなあ…。

ところで本日、某看寿賞選考委員会の委員長から図書カードが届きました。今年は推薦者がわずかに5名だけだったとか。まあ確かに最終選考になにか響くわけではないですけど、別に資格がどうとかないわけですし、好みの作品に投票するような感じで、皆さん気軽に投票してみてはいかがでしょう?現にワタシの推した作品は1個も受賞しませんでした(笑)。

これから仙台は雷になるらしいです。外には出ないようにしよっと。ではでは。

困ったもので

そろそろ身体が震度4くらいでは動じなくなりつつあります。幸い今回も被害はありませんでしたが、北東北の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

けんちゃんさんのあたりが直撃だったのではないでしょうか?大丈夫ですか?もしこの記事をご覧になったらコメントいただけると幸いです。

 

さて、昨日も飛先飛香の記事を載せたところ、反響をいくつかいただきました。多分Urakabeさんの作意?はかねこさんのそれに近くて、「後から打つ駒が飛では詰まない」が成り立っているべき、といったところなのでしょうか。難しいところですね。

ちょっと今はヘトヘトなので、また後日考えてみたいと思います。ではでは。

うーん、すごい。

前回の飛先飛香にあっという間にしかも3手の解答が示されてちょっと驚いております。竹生さんはじめまして、そしてスゴイ!確かに定義にちゃんとはまっています。

…で、冬眠蛙の解答は、というと、かねこさんからコメントいただいた内容と同じです。「当たり前」という言葉が曖昧なんですね。…ですが、持駒飛飛だと詰まない図でなくては…というのはちょっと違うかもしれないな、と思っております。なかなか正確な定義は難しいもんですねえ。

実は冬眠蛙にも飛先飛香の作品があります。(下図。第2作品集の第9番です)

08jul23a  

 

 

 

 

 

 

ちょっと変わった意味づけかな?これなんかだと直接的な捨駒でないけど飛先飛香ですよね。う~ん、正確な定義はどうなのでしょうか。やはりちゃんと話の出所の某氏のブログ更新に期待したいと思います(笑)。

飛先飛香

先日ミクシィでの某詰将棋作家のブログで飛先飛香の記事を拝見しました。その記事によると、詰パラで紹介されたときは

飛先飛香とは…
 
詰将棋に於いて、持駒に「飛と香」がある場合、それが捨駒のときに、
普通なら有力な飛を残して香を捨てるのが当たり前なのに、そうすると
詰まなくなるので、先に飛を捨てて香を残すので「飛先」(飛を先に打つ)「飛香」(飛→香の順に打つ)が故に「飛先飛香」というのである。
 
お分かりになりましたか?

というもの。で、ひとつ作例(7手詰)もあげつつ、その某氏、『しかし、本当に飛先飛香の最短は7手なのだろうか?この命題は真か偽か、読者の皆さんも一つ考えてみて下さい。 』と思わせぶりに締めくくっております。

 

…というわけで、冬眠蛙も足りないアタマで考えてみましたが、上の定義だと、最短5手もできそうですね。皆さんも少し考えてみてください。冬眠蛙の解答はまた後日。

 

…え、さっさと教えろって?すみません、作例これから創作するんで…。しばらくお時間いただきます。

冬眠蛙好みの超短編4

Hashimoto  

 

 

 

 

 

橋本樹氏作 パラ80・8

やはり詰将棋ですもん、指将棋ではありえない手が入っていても良いではないですか。ねえ。…というわけで橋本ワールドをご堪能ください。

 

全国大会、盛り上がっているようですね。来年こそは参加したいなあ…。

全国大会どころか

この暑いのに休日出勤とか入ってるし。orz

福岡はあいにくの雨模様らしいですね。でもヘタに快晴で太陽サンサンよりもいいかもしれません。盛会をお祈り申し上げます。

コメントたくさんキター!

…って山本高広かい!

 

7月の新作に早くもコメントたくさんいただきました。誠にありがとうございます。楽しんでいただけたでしょうか。あ、えーと風みどりさんのコメントはどうしようか迷ったんですけど、ほぼ作意が見えるヒントだったので一部伏字にさせていただきました。ご了承ください。

あ、初めて見た方は解いたついでに伏字部分を予想していただくとか。いや、賞品ないですけどね。

メール解答を合わせて早くも6通。かつてない快調な出だしです。今月もたくさんもらえるといいなあ。よろしくお願いします。

毎月これくらい易しくて楽しいのができればいいのですが、冬眠蛙の技量ではなかなか…。来月はあまり期待しないでくださいね。

6月の新作 解答

 

▲77銀△同玉▲47飛△57歩生▲78金△66玉

▲65金△56玉▲66金△同玉▲67歩△56玉

▲68桂△47玉▲65角迄15手。

 

歩の不成移動中合、と書くと「おぉっ!」という感じはしますけど、見ればわかるように非常に簡明な原理です。他の合駒は78金~65金ですし、歩成は78金から67歩でやはり簡単。

で、ここを出発点にして収束探しなわけですが、今回は枠を形成している駒を消去する形で仕上げました。テーマが一手だけなのでなるべく短めにしたかった…というか短編にする、って宣言してましたからね。10手目47玉で作意が見えちゃう弱点もありますけど、この短編にすることに拘った収束の安直さが自分らしくてチョット気に入っています(笑)。

なお、初手67銀でも同じようですが、57玉とかわされて逃れています。この辺は想定外にうまくいきました。

さて、では今回から短評を発表します。途中で「企画あやうし」とか書いたせいか、続々と解答いただけました。結果、過去最高の15名!皆様、ありがとうございました。…が、ちょっとコチラのページだとめちゃめちゃにスペース使いそうなので、お約束の作品展示用ページに掲示いたします。こちらでお楽しみください。

○○コメントいただいた方(カッコ内は累計ポイント数)○○

詰将棋2級さん(5歩) Disabledさん(14歩)

利波偉さん(18歩) しろねこさん(15歩) 

隅の老人Bさん(9歩) 真Tさん(3歩)

ごぶりんさん(6歩) けんちゃんさん(13歩) 

嵐田保夫さん(1歩) Normanさん(6歩)

凡骨生さん(9歩) たくぼんさん(15歩)

荒川貴道さん(3歩) 隅の老人Aさん(20歩) 

中村雅哉さん(8歩)

 

初めての解答の方もいらっしゃって感激。7月の新作は更に易しいと思いますので、今月もぜひよろしくお願いします。

★解答いただけなかった方でも、この記事への感想をお寄せください。同様に一回につき1歩ポイント加算します。
★10歩まで貯まった時点で「1000円相当の図書カード」または「冬眠蛙のミニ作品集」のどちらかを進呈します。10歩以上になられた方は10歩ごとに同様に選べるものとします。

心臓に悪い。。

ネットでサッカーの横浜-新潟戦を見ていました。結果は1-0で勝利。ですが、後半途中からは敵のシュートの雨アラレ。クロスバーとポストに当たったシュート3回。いやほんとツイてました。何はともあれ、これで3連勝。順位も6位にまで上がりました。開幕4連敗したときはもう終ったかと思いましたが、選手はよく頑張ってくれています。

明日7月の新作の出題、明後日に6月の新作の解答を発表します。お楽しみに~♪

連絡

佐原さんへ。なぜか教えていただいたアドレスでメールが送信できません。確認のため空メールを一本送付くださいあすようお願いいたします。

大道棋

…というと、詰パラで長年親しまれた大道棋教室が今月からしばらく休校となってしまいました。冬眠蛙も一回だけ作品発表でお世話になりました。あんまし大道棋っぽくない作品でしたけど。

ファンの方も多かったと思いますので休校は残念な話ですが、解答強豪の凡骨生さんがブログ「凡爺の詰めバカ日誌」で大道棋の定期出題を始めました。ファンの方、ぜひ覗いてみてください。冬眠蛙も7月4日出題分を久しぶりに解いてみました。なかなか気付かない好手も出てきて楽しめます。ただ、ちょっと収束作者の見込み違いがあったらしいです。悪くないと思いますけどねえ。

今日明日は休みなのですが、仕事が忙しいのは相変わらずで、どうやら今年も全国大会は諦めざるを得ないようです。九州は久しく行ってないので、参加したかったのですが…。まあ仕方ないですね。

ではでは。

冬眠蛙好みの超短編3解答アップしました。

三輪氏作の解答をコチラに載せております。ご鑑賞ください。

また、6月の新作の解答締切も来週月曜までに迫っております。難しくないと思いますので、チャレンジしてみてくださいねっ!老花現象さんでもきっと解けると思いますヨ!

やっぱし…

昨日出した推理将棋、案の定余詰ありました…。やっぱり完全作創るのは大変なんですねえ。皆さんの苦労が少しわかりました。

一応修正としまして、たくぼんさんからいただいた案でいきたいと思います。条件は『①9手で先手が詰ました②最後は1段目に飛が成った③6筋の手が3回連続であった』の3個。

無論前の条件で余詰解でも1歩差し上げます。いやあ、更にカンタンになったな~(笑)

オバカの解図日記

ちょいとハナシは遡りまして、先週香を無くして出てきた(省略しすぎ?)ことを書いたじゃないですか。んで、あの後推理将棋解いてみたワケです。で、なんと1時間で全部解けた!感動しましたね。って自慢したら西君に「問題レベルを落としてるだけ」とあっさり言われちゃったんですけど。

まあそれは置いといて、喜び勇んで解答出したわけです。そしたら担当者曰く、

 

「問題読み間違えてないですか?」

 

ん?え?どこが?

そこは担当者、熱意が違います。なぜ誤解したかの推理つき(笑)。

「須川さんの作品、6筋の手が3回じゃなくて、6段目の手が3回なんですけど」

ナミダ出ちゃいますよ。素で間違えてました。やれやれ。一応ちゃんと解きなおして送りました。そうだよね、ちょっとヒントと合わないと思ったもん。

…ところで、もしかすると6筋の手3回でも解答は1個ではないかと先の詰とうほくで西君と歓談。その場は「そうかもしれないですね」と西君からも言われてます。…ということで折角なのでちょっと修正した上で特別出題したいと思います。もうなんだかヤケクソ(笑)

条件は『①9手で先手が詰ました②最後は1段目に飛が成った③6筋の手が3回あった』の3個。解けた方はメールかコメントいただければ「今月の新作」シリーズと同様、一歩プレゼントします。冬眠蛙でも解けたくらいなのでごく平凡な手順です。解答締切は…そうですね、では7月末までにします。あ、来週月曜には7月の新作掲示しますので、一緒の解答でもOKです。

あ、もちろんたくぼんさんは絶対解答ということで(笑)。ではでは。

<<7月8日修正>>

すみません、余詰あったと思ったら勘違いでした。やはり条件3つで大丈夫みたいなので元に戻しました。まささんありがとうございました。それにしても本当にオバカだ…。

詰とうほく7月の会

なんとか仕事も片付いて、本日詰とうほく参加してまいりました。

利波さんが初参加。冬眠蛙は横浜の全国大会以来なのですごく久しぶりです。未発表の作品を見せ合ったり、Uraさんの半期賞作品でだいぶ盛り上がりました。しかしやっぱり現役の作家は作品たくさん持ってますね~。感心しました。あとは表紙やヤン詰、面白そうな作品の解図など。利波さんと西君が中学校の三角氏の作品に苦戦されてました。冬眠蛙の方が珍しく早く解けました。…って作者の性格を読んだだけなんですけど(笑)。

あ、実は7月の新作も既に出来上がってまして、それを伊田さんに解いてもらいました。まずまずの評価が得られましたので楽しみにしててくださいね。その伊田さん、現在PCソフト制作中で、前回「1手詰が解けるようになった」→今回「3手詰が解けるようになった」のだそうです。たったの2手ですが、プログラムをだいぶ手直ししたとか。う~ん、やっぱり大変なんですねえ。

二次会では折角なので利波さんと一局指させてもらいました。24でレーティング2300点なのだそうでこれはハナシにならんと思ったのですが、案の定序盤でいきなり香損。…が、あまりに良くなりすぎて油断されたのか、なぜか逆転勝ち。…というか今もう一回並べてみると緩めてもらってるとしか思えないですね。

他にも利波さんが持ってこられた高木秀次氏の作品集「千早城」や話題の「うるてぃめいと」等、話題のつきない会合でした。明日は利波さんは小野寺さんを訪問されるとのこと、とても楽しい方なので、小野寺さん、楽しみにしていてくださいね~。

大ピンチ

推理将棋やろうと思ってマグネット盤出したら…

香1枚なくなっとる…

う~んこれでは推理将棋解答できないな~。

いや、それだけじゃない、煙詰の傑作とかオーロラ並の4香連合とかももう創れない…

ああなんてこったい。

 

 

 

あ。

出てきた…。

まずい、かえってピンチだ(笑)。

GIFT

Mr.Childrenの新曲。NHKのオリンピックのテーマソングだそうです。とてもいい曲、いい歌詞です。詰将棋創作の本質もGIFTだよなあ、などと妙に真面目になってみたりして。

企画あやうし。

7月1日、ということで、6月の新作の掲示から半月経ちましたが、短編だというのに解答はイマイチ伸び悩んでおります。やっぱり賞品が魅力なさ過ぎるかなあ…。でも、あれだけ賞品そろえているおもちゃ箱も、そんなに解答多くないので、ネット出題形式はまだまだ発展途上なのかもしれないですね。

…ということでもう一回掲示しておきます。見た目よりもずっとカンタンなはずなので、まだ解いていない皆様、よろしくお願いいたします。

New08jun

 

 

 

 

 

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