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大した疑問ではないんですけど

ワタシの愛読している詰将棋作品集に「山田嘉則氏の有名なばか詰」というものが載っておりまして。それがこんな図です。

○山田嘉則氏作 ばか詰 5手(パラS58.3)

Kasoku  

 

 

 

 

 

…でフェアリー解図力ほぼ皆無の冬眠蛙に解けるワケもないのですが、解答は、というと▲44飛△34香▲24歩△36香▲23歩成迄です。あれ、そういえばって思いません?確か協力系は透かし詰は詰んだと認めないってルールでしたよね。

…となると、以前は協力系の詰みの定義もかしこと変わらなかったんだな、と推測しているのですが、わからないのは「なぜ透かし詰は詰みと認められなくなったのか」ということ。凡詰キストな冬眠蛙にはいくら考えても「別に不都合は無いように思うけどなあ…」と思ってます。

達人な皆様の推理を募集します。イヤ別に賞品とかないですけどね。

賞品といえば先日の詰将棋ウォークラリー、早くも(短コンに出品された)2名様から解答いただきました。今週末はまた勤めなので、短評送付は今週は少しキツイかもしれません。気長にお待ちください。あ、ほかの皆様もよろしくお願いしますね。全然難しくありませんので。はい。ではでは。

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コメント

「推理」じゃなくて申し訳ないですが。

昭和の時代は、認められていました。
ダメになったのは、たとえば双玉の「ばか詰」では攻方の玉を詰めたら失敗ですが、攻方玉のすかし詰局面を経由して受方玉を詰ませる問題で矛盾が生じるからです。

なるほど~、これは感心。そういえばそうですねえ。
じゃあ双玉のときだけ透かし詰はペケ、ってしますと却って複雑ですもんね。ありがとうございました。

私もすかし詰がなぜ駄目なのか不思議に思っていたので調べてみたら,詰パラ1991年7月号フェアリーランドに,次のように書かれていました。
「今月から担当をやらせていただく菊田です。(中略)。次にすかし詰の詰め上りですが,ばかではすかし詰は禁止,とします。理由は詰め上りがわかりにくいからで,特に安南,対面などの性能変化ルールのすかし詰は非常にわかりにくいのです。そういう訳で担当の独断でばかについてはすかし詰は以後採りません。」
ちなみに私は(フェアリーは初心者ですが)すかし詰を認めたほうが作品のはばが広がると思ってますので,すかし詰を否定するような不都合な作品例があるとしたら,是非(解答・解説付きで)教えてください。

「すかし不可」の方が、協力(ばか)詰で最終手の幅が広がる意味もあります。
つまり飛角香を最終手に「打」で使う場合、余計な遠打消しの駒を置かなくても完全限定に出来てしまうのです。

ついでに宣伝。最近ブログ開設しました。相互リンクしませんか? >蛙さん

「すかし不可」というルールにすれば、またそれなりのフェアリーになるのでしょうが、そうしなければいけない理由が「わかりにくいから」では納得できません。こういう例があるから「すかし不可」にせざるを得ないという局面が本当にあるのでしょうか?その局面が知りたいです。

ワタシはかねこさんのコメントでああなるほどと思った次第なのですが、それだけだと少し説得力に欠けるんでしょうか。うーむ。
小峰さん相互リンクよろしくお願いします。

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