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犯人に告ぐ

久々に書評を。

映画化されて現在公開中(らしい)の『犯人に告ぐ(雫井脩介)』を読みました。大藪春彦賞受賞作ということで、少しハードボイルドタッチな気がします。ストーリーはというと、連続児童誘拐殺人事件の捜査が行き詰まり、前に別の誘拐事件捜査で失態を犯して左遷させられた警視が劇場型捜査を行なうことになる、という奇抜なストーリーです。上司の課長、さらには本部長の動きや犯人を騙る手紙の登場など、虚々実々の駆け引きが繰り広げられ、楽しめる展開でした。ただ前の失態のストーリーの絡め方が少し物足りないようにも思います。いっそそちらには触れない書き方もあったかな、と。でも良い小説でした。この作家の本を読むのは初めてでしたが、ほかにも面白そうな本があれば読んでみたいと思います。

ブログをお休みしているたくぼんさん程ではないですが、結構忙しい日々が続いており、明日も仕事です。 年末特別出題の賞品の方は送付しましたが、短評の方は日曜にやれればと思っています。もう少々おまちください。ではでは。

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