素材が衝突すると
今まで詰将棋100局近く発表してきて、不思議なことに一度も類作指摘は受けたことがありません。(指摘する気も起きないほどしょうもない作品ばかり、という説はありますけど)
…が、2年ほど前に素材が偶然衝突したことがあります。私の作品がコレ。↓
第3作品集の25番に載せています。谷川さんに将棋世界の年間優秀作に選んでもらった思い出の作品のひとつです。…で、その後、とある看寿賞作家の作品集を手にしまして、ビックリしました。同じ素材の作品が載っていたのです。
偶然の衝突ですし、作品としては違うよね、とは思いますが、賞をもらってしまっただけに後味が悪い(ちなみに氏のは新聞向け出題でした)。多分氏は気付いているでしょうし、今度会ったらあやまらないと、と思ってます。ほんとは先月に会う予定だったのですが、こちらの都合で駄目になってしまいました。来年の全国大会には会えるかなあ。
しかし、同じ素材だと作風の違いが如実に出ますねえ。え、誰の作品かって?さあ誰でしょう。この洗練された形と手順で推理してみてください。ではでは。
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2番目の作品、解いた覚えがあります。
作品集でした。
でも、衝突と言っても、気のするほどでもないかと。。。
冬眠蛙さんの作は、3手目の味が良いですしね。
投稿: Juiter | 2007/11/07 18:00