9月の新作解答
▲22銀生△14玉▲13銀成△同玉▲31角△22桂合
▲同角成△14玉▲23馬△同玉▲21飛△32玉
▲22飛成△41玉▲42龍△同玉▲54桂△31玉
▲32歩△同玉▲33金△31玉▲42桂成△21玉
▲22金迄25手。
第一感で31銀が邪魔、と気付く人はおそらくいないでしょうし、変化がつきまとうのでとっかかりが悪いかもしれません。…ということで素材をヒントとして先出ししたのですが、ちょっと失敗だったかなあと思います。作品のポイントになる部分ですから考えやすすぎるのも問題でした。
31角に対して22歩合は15飛、23玉、24歩、32玉、35飛、41玉、42角成、同玉、33飛成以下。22桂合は35飛に対して34歩を用意する、いわゆる積極的な意味づけの捨て合です。で、この場合は同角成から23馬、という別の手段で詰ます、という構成でした。
ここまでは最高なんですけどね、うん。詰将棋として成立するにはここから駒を余らせずに詰めなくてはいけない訳で。もう無理くりです。それでも62銀一枚で済んだのだからヨシとしたい、というのが本音です。でもコメントを見ますと、やはり物足りなすぎる、というものがほとんどでした。主題とのバランス、そんなに悪いですかねえ。『この形から銀が邪魔駒』だからこそ価値があると思うのですが…。
ちなみに出題時に意味不明の文がありました。「46歩配置は作者の親切」っていうヤツですね。配置駒数としては同じですが、詰方46歩・玉方62銀の配置は玉方12歩・55とでもほとんど同じ手順が成立します。が、これだと31角、22歩合の変化が同角成以下作意とほぼ同様の順(54桂が43歩になるだけ)でも詰む、いわゆる変別が発生します。やはり歩合に対して15飛の順をちゃんと読んでほしいし、誤解をもらっても嬉しくないのでこちらの配置にしました。
○○ コメントいただいた方(カッコ内は累計ポイント) ○○
隅の老人Aさん(9歩) しろねこさん(3歩) ごぶりんさん(2歩) Disabledさん(3歩) けんちゃんさん(4歩) 利波偉さん(6歩) たくぼんさん(7歩)
○ 8月の新作 解答発表後コメントいただいた方 ○
小峰耕希さん(4歩)
★10歩までたまった時点で「1000円相当の図書カードまたはQUOカード」または「冬眠蛙の詰将棋ミニ作品集」のどちらかを贈呈いたします。隅の老人Aさんが現在リーチです。
☆解答発表後にコメントいただいてもポイント加算いたしますので、ご感想よろしくお願いいたします。
アルビまた負けそう…。4連敗かぁ。厳しいなあ。
最近のコメント