« 2月号届く。 | トップページ | 春一番にしては強すぎる »

評点について

詰パラでは解答者が出題に対して、ABC評価をすることで点数を付けていく、評点方式がずっと採用されております。順位戦だと1~5評価、昔の表紙だと100点満点なんてのもありましたけど。

解答束を見ると、評価の付け方というのは実にさまざまです。ABC評価の基準が解答募集要項に書いていないのは正解でないかと思いますね。そんなもん解いたモンの自由です。昔解説で「ABC評価にはそれなりの理由を付してほしい」とか「短評で誉めてるのにC評価は困る」的な文面を見たりしましたけど、それは思い上がりだと思います。

「難しいのでC」とか「最終2手目の変同が気になるのでB」とか、変わった見方をされていて驚くこともあります。そんなものかなあと。評点=作品の評価ではないので、詰将棋作家としての冬眠蛙はあまり気にしないようにしています。

昨年末にだいぶ盛り上がったフィギュアスケートだと「技術点」と「表現点」の2とおりの点数をつける採点方式になっています。アレ、一回詰将棋でもやってみると面白いのではと思っています。採点する人は大変ですけど。どんな結果が出るのか、興味ありません?

とりとめもなくなりそうなので本日はここまで。ではでは。

« 2月号届く。 | トップページ | 春一番にしては強すぎる »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

詰将棋で「技術点」と「表現点」に分けて採点する方式に賛同します(以前、どこかでちょこっとだけ書いたことがあります。たぶん、どこかの答案だったか)。
今の詰パラだと、ヤン詰の解答募集で実験してみたらと思います。毎月4題だし、解答者百名未満だし、事務能力抜群の夏風さん担当ですし、いいと思いますね。
ただ、何が技術点で何が表現点か、難しいところもあるでしょう。また、技術点と表現点のウェイトをどうするかも難しいかもしれません。
現在、私は小学校と中学校の解答を出しており、当然、評価も付けております。意識的にやってはいませんが、表現点のウエイトを高くして評価します(表現点6対技術点4位の割合)。狙いや構想などを高く評価するようになります。あまりA評価を付けなくなっております。

僕の場合、基本的には解けた直後に何となく頭の中に浮んだ点数を付けています。深く考えた事はありませんが、解後感優先なのかも知れません。なので、褒めているのにCは日常茶飯事。逆に大した事ないかと思いつつ、でも解後感が良ければAを付ける事もよくあります。
僕が採点する時に最低の評価をするのは、難解なのに解けても感動がない作品。よくある「難しければ即A」とは逆の立場ですね。乱暴な言い方をすれば、こんな作品が増えられると時間を損するので(笑)、そのような作品は即刻Cです。勿論解後感の伴った難解作は高く評価します。
また、個人的には5段階評価が最良と思っています。3段階評価だとBかCかで悩む作品でも、5段階評価ならノータイムで2に出来ますから。100点満点評価だと、折角慣れて来た3段階や5段階と感覚が違い過ぎて困るような気がします。

因みに今の僕は、統計をちゃんと取った訳ではありませんが、多分月を追うごとにC評価が多くなっています。これは鑑賞した作品が増えた結果、なるほどと思う範囲が少しずつ狭まっているのだと推測しています。理由はほぼ同じでしょうが、A評価も減っているように感じます。

 私も小峰さんに近い評価方法ですね。で、自分の中ではA=その月の首位若しくは半期賞クラスと思ったもの。及び自分の好みの作品。B=入選級と思うもの。C=落選級の作品。好みでは無い作品。(難解で解後感の悪いものが多い。)
 パラの学校もヤングデと同じ様に一定点数以下は落選とすべきだと思います。平均点から行くとヤングデは小学校や中学校より点が高いことが多い。ヤングデなら落選の作品が学校では入選になるのは矛盾していると思う。又評価が入選に直結すれば、評価する側も責任感が今よりも出ると思います。

「技術点」と「表現点」の区別って難しくありません?
「構想点」と「表現点」なら、何となく分かる気はしますが。
評価って難しいですね。最近、自分では面白いと思ったものがさっぱりで、たいしたことないなあと思ったのが高得点を取ったり。
で、一喜一憂せず、他人がどう思おうと、つくりたいものをつくるという心境でやってます。
明鏡止水。(笑)

う~ん、やっぱり評価は人それぞれですねぇ。
かくいう冬眠蛙は小峰さんに近いかな、と思います。多数派なのかも。
昔は利波さん型の評価が多かったみたいですね。なんでもほんの一時期はこれが基準だったとか。これだと担当者の選題次第で運が悪い作品が出てくる…ということで見直されたのかな?そんなに昔から会員ではないので、よくわからないですけど。

金子さんのご意見、うなってしまいました。確かに明確な区別って難しいですね。
どちらかというと、技術点(形や構想等)と満足点(解後感)の方がわかりやすいでしょうか。でもこれだと評価つけるのもなかなかの作業になっちゃいますね。

私の評価点は、その日の気分次第で変わります。
まあ、いい加減。ABC方式なら、殆どB。
C点は、作者に悪いので、まず付けず。
5点方式なら、3が殆どでしょうね。
どちらの採点方式を採用するかと問われたら、
私は5点方式。理由は詰研会報に書いたことがあるので、ヤメ。
看寿賞、半期賞の選考でも、評価点の高いのも
一つ目安でしょうが、選考委員はあくまで、参考?程度でしょう。
ところで、何故?パラ誌ではABC方式が多いのでしょうか?
昔から慣習?、評価点の集計計算が楽?
算盤→電卓→表計算、時代は進歩している。
パラ誌も5点方式を採用して欲しいものです。
ところで、蛙さんは短コンの集計では、何を使用しましたか?
私が一度だけですが、臨時高校の解説を担当した時は、表計算
でプログラムを組みました。これですと、次回の計算の時に
再度使用できます。パラ誌の各学校の担当者に計算方法は?
と訊ねた事がありますが、殆どが電卓でした。
5点方式、これが私の持論です。

>隅の老人Bさん

5点推奨は賛成ですが、「C点は、作者に悪いので、まず付けず。」は、少なくとも僕の作品に対しては絶対にやって欲しくないですね。あくまで僕の場合は、ですが、

評価点の事。
隅の老人Bさんが蛙さんに書き込みをしたよ、と、知らせてきたので一読。半分はその通りですが、実際は違います。
今回の「短コン」の評価点を見てください。60題の内訳は
A-8。C-15。の筈?大体、酷評家のBさんが、「C点は少ない」訳が無い。
蛙さん、ご安心下さい。Bさんからは我々が合格点を貰うのは難しい。隅の老人A作などは、コテンパンです。

それから、「ベテランに厳しく、新人に甘い」を書き忘れたそうです。

評価の視点
隅の老人Aさんは、私の大切なメール友達で、
連日、パラ誌等々に掲載の詰棋をお互いに解いては、
その感想、評価等をメールで交換しあって、楽しんでいる。
貴HPに「C点は、作者に悪いので、まず付けず」と書いたら、
Aさんから、反論あり。
私はパラ誌の「短コン」60題で、15作にC点を付けたとの事。
Aさんも私と同じで、暇?よく数えたなと、少し呆れましたね。
そこで、言い訳。

詰パラ誌の学校等の評価視点は、私が過去に解いた、
あるいは、並べて鑑賞した作品との比較で行っている。
ところが、60年?も詰棋と遊んでいると、殆どの作品は、
忘却。記憶に残っているのは、名作、傑作だけ。
で、どうしても、この作品群と比較、B点が多くなります。
最近は、フェアリ-も解いていますが、入門したばかりで、
どの作品も、私には初めてお目にかかる構想、手筋が多い。
そこで、私の評価はA点がズラリ。
熟練者の七郎先生、たくぼんさん等は、B点が多くなる。
尚、Aさんの「ご安心下さい」は小峰さん宛ての事とか。

短コン、順位戦の評価視点。
コンク-ル=concoursとは、〔競争の意〕芸術を奨励するために行う、
作品の優劣を競う催し、競技会。と辞典には載っている。
競技会ならば、参加した作品内で優劣を競うこと。
過去に発表された作品は、比較の対象にはなりません。
比べて優劣を決める、C点は順位がCと言うこと、
作品の出来不出来の評価点では、ないのです。
順位戦で、総て同じ評価点では、順位戦の意味がない。

おまけ、ヤング詰の首位予想。
同じ程度の出来映えの作品で、評価は総て、B。
この時の首位予想は難しい。結局は各人の好み。
Aさん(別のペンネ-ム使用、内緒)と私の首位は、屡々、違います。
どちらが、当たるか?これも一つの楽しみ。
 
他の人と皮肉屋の私では意見が違うのか、あまり外れるので、
不謹慎にも、最後は賽子。この方が当たる方が多い、不思議。
的中者で名前が載ったら、それは賽子。

Aさん、こんな返答で、如何でしょうか?
                隅の老人B


隅の老人Bさんのコメントについては私も見た瞬間に「またまた、ご冗談がうまい」とつっこんでしまいました。(笑)
ちなみに今回の短コンでCの評価の数は隅の老人Bさんは上位20人に入ります。ちなみに16個ありましたよ。

隅の老人Aさんには飛び賞予想もいただき、ありがとうございました。結果をお楽しみに!

ちなみに、採点は私も表プログラムを使っています(プログラム、というほどではないですけど)。今度ここに載せてみますか。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 評点について:

« 2月号届く。 | トップページ | 春一番にしては強すぎる »