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2006年2月

あれ??

風みどりさんとこでも採りあげられておりましたが、私メのところにも昨日「詰将棋実戦形パラダイス2」が届きました。ああ、短コン解説の御礼かな?と文面を見ると

「貴作を採用したので…」

あれ、と思ったわけです。ずっと毎コミの詰将棋シリーズに載せてもらえるような作品出した覚えが無かったので。頁を一身にめくって探しました(笑)。見つけたのは前に新聞に出した9手詰。あ、なるほど、そっちというテがありましたね。

んで、今日もう一回見てみようかと取り上げたところ…

すさまじくマヌケな話ですが、なんのことはない、表紙に載っている作品が私のでした。

灯台元暗し。(--;
でも念願の表紙初登場だ!!…ってちょっと違う気もしますなあ(笑)。
「9手詰パラダイス」ではトリを勤めておりますので、合わせていい思い出になりそうです。

さて今日も一作「忘れないうちに載せとけ作」を。
06Feb28a
手数は伏せときますね。初級者向け…とも言い難いかな?

功名が辻

今年は久しぶりに大河ドラマを見ています。
山内一豊と妻千代の一代記ということで、こんなマイナーなのも珍しいですよね。ここまでマイナーだと却って作り話のドラマとして楽しめる感があります。配役がオッサン揃いであまり視聴率が上がっていないようですが、舘ひろしの信長、柄本明の秀吉、西田敏行の家康は結構配役の妙を感じさせます。なにより高山義廣の蜂須賀小六だけでも見る価値がありますね(笑)。

来週はいよいよJ開幕。我らがアルビレックス新潟の奮闘、優勝…は無理だと思いますが上位進出を祈ります。

魍魎の匣

京極夏彦のミステリの中で、いや今まで読んだミステリの中で一番面白かったのがコレです。多分読み返した回数もこれがダントツかと思います。
そんなにすごい謎が出てくるわけではないのですが、おどろおどろしい雰囲気の中にちりばめられた論理性のまばゆさに目がくらみます。また、京極夏彦の最大の魅力と言っていいと思うのですが、文章がとてもうまい。知らず知らず引き込まれます。特に謎解きにいたるまでの場面展開が見事で、盛り上がり方は申し分ありません。
伏線もそこかしこに張られていますので、"いいミステリは繰り返し読む"派の私にとっては多分当分ベスト1でありつづけるかと思います。
これは京極の2冊目にあたるのですが、ミステリ色が強い1~3冊目はミステリファンならぜひ読んで欲しい本です。1冊目は前にも書いたとおり映画化されましたが、果たしてこの2冊目は映画化されるのでしょうか。なかなか難しいところではありますが、見てみたいです。

記録に残すも記憶には…

昨日久しぶりに「いけるかな??」という素材を見つけたのですが、図化してみると配置が増えてしまってどうも今ひとつでした。もう少し頑張ってみたいとは思いますが。

さて、昨年末に書いたように(って誰も覚えてないでしょうが)、今年の目標は「作品集①~③に入れなかった作品を取りまとめて一冊作成」です。…で、一昨日とりあえずブログに載せたものだけ見てみたのですが、「素材」と書いて載せたやつでそのまんまになっているものが思いのほか多いのに驚きました。中には創ったことすら忘れてしまったものもあり、自分に呆れているところです。
作品集に載せていないけど雑誌に発表、というのもありますが、こちらは幸い昔作品管理していたこともあり、ノートに図面だけ残っています。ただこのノートが無くなったらもう思い出せないですね。

…ということで少しずつこのブログに載せていきたいと考えています。今回はコチラ。
botu1

入選2作目の品。こういうのを見ると今の入選レベルは少し高すぎないかなあ等と感じます。すっかりオッサンですね。(笑)

あやふやな美学

やっくんのところで紹介されていた握り詰コンの指定駒で一作作ってみました。
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最初歩の数を1枚多く勘違いしていて、もう二手逆算していたのですが…還元玉にしたかったなあ。
ま、これで発表はさすがに…ね。私の美学が許しません。

…と思ったところでふと気付く。私の美学ってなんだろう??


○作品のレベル…いや、どう見てもそんなに高くないし。
○好形…には程遠いし。
○新味…は別に気にしないなあ。

結局のところ、この3つの要素のバランスがそのときそのときで変わってしまう感じでしょうか。まあ、それはそれなりに大事にしたいと思います。
06Feb19b
これは新聞向けのものですが、大したことないようで配置に四苦八苦しており、それなりにベストを尽くせたな、という達成感はあります。こういう感覚こそが美学に影響しているのかもしれませんね。

もしも摩擦がなかったら

…先日出した「ありえなくても想像する」に対して北北東さんから興味深いコメントをいただきました。

>摩擦がなくなると「コップに入っている液体が,ふちを越えて外に流れ出てしまう」くらいに究極のスルスル,サラサラ状態になるという話を聞いたことがあります。
>摩擦の力で止まっているものはすべて解放され,動いている物はいつまでも動き続ける世界になるのでしょうか。

実はその私の読んだ小説上の回答(あえて"解答"ではありません)もまさしくこのコメントに沿ったものです。
「摩擦の力で止まっているものはすべて解放され、動いている物はいつまでも動き続ける」

…では動いているものとは??

"回答"
地球上の全てのものは地球の自転により吹き飛ばされてしまう。

「へぇ~」って思いませんか?なんか想像すると笑えますよね。
でもよく考えるとそれは赤道近くなら確かに動く距離が長いのでそういう想像もできますけど、極端な話北極点にあるものは結局動いていないので吹き飛ばないんでないかなあ、と思います。ま、想像上のお話ということで。
ちなみに出典は…忘れました。確か村上春樹の小説かエッセーだったと思うんですが。ご存知の方がいたらご教授ください。

危険運転致死

今日、千葉県で起きた8人死傷轢き逃げ事件の裁判が行なわれ、懲役20年が言い渡されたようです。被告側は酩酊はしていなかった、ということで控訴する方針だとか。
他人がどう思っているかはさておいて、自分的には自分はフツーの感覚を持った一般人、という認識なのですが、懲役20年、というのは果たして妥当な刑罰なのでしょうか。

例えば貴方の子供や恋人、親が酒飲み運転でひき殺されてその人が懲役20年で納得できますか?私にはとてもできません。普通の運転で過失致死ならまたひいてしまった人の気持ちにもなれます。
酒飲んで運転、ということはその時点で運転者として、人間として失格だと思います。

例えばたまたま飲酒運転で事故を起こさず帰った人がいるとして、その人と事故を起こした人の間で罪の軽重があっていいんでしょうか?

昨今の治安の悪化を見るにつけ、社会のタガをもっと締めて欲しいものと思います。

う~ん。

土曜日曜と平々凡々と過ごしたため、ネタがありません。(・ω・)ショボーン。
こんな日はミスチルの「雨のち晴れ」など聞いてみたくなります。(笑)

あ、リンク先に作品集を追加しておきました。

ちなみに今週は職場の臨時異動の内示などあったりする予定ですが、今回も絶対にひっかからないと予想されますので詰とうほくの皆さん、ご安心ください。
ではでは。

相馬流

前に掲示した作品集③に対して、高坂さんから纏めてコメントをいただきました。ありがとうございます。幾分ホメコロシ気味でしたが、おだてにはとことん弱いタイプなので(笑)、嬉しい限りです。
その中の10番について、「典型的な相馬流」というコメント。前にも紹介しましたが、コレです。
06Feb09b
相馬ファンの冬眠蛙的には嬉しいですが、多分本人が聞いたら怒り出しそうかな。(笑)
ちなみに相馬さんの作品集にも角打角合趣向の作品があります。ご本人にこの作品を見せたとき(我ながら勇気ある行動でしたね)、「こういう作品はあるよ」と紹介された記憶がありますが、角打の順番に工夫のある楽しい作品でした。本家にはかないません。(笑)

さて、こないだ「もう少しなんとかならないか」と書いていた作品、こんな感じになりました。
06Feb09a
少し相馬テイストが入ったかな、と勝手に悦に入っております。相馬さんすみません。

ありえなくても想像する。

さて、前回のソリのパズルはなかなか盛況でした。無論なかなか頭の廻らない私は黙ってみているだけですが、頭は廻らなくても地球は廻るということで、解答はこんな感じかな??

北極点をスタート地点にすればとりあえず条件は満たします。そのほか、東に10km追う、ということは地球のてっぺん近いところでは周回できる、ということなので、南に進んだ地点の円周がぴったり10kmだったりその半分の5kmだったりその半分の…ということで結構解は多くあります。

なんか変かな?…ていうよりも、その地点を計算する術を忘れる自分が少し悲しいですな。(笑)

今日はイマジネーショントリップしてみましょう、ということである小説に出ていた仮想の話をご紹介。
問題はとてもシンプルです。

「もしもこの世の中に"摩擦"というものが存在しなかったらどうなるでしょう??」

物理は死ぬほど苦手な私ですが、この答を聞いたときはホントかよ、と思ったものです。小説なんでウソだったりするかもしれませんが、皆さん想像してみましょう。面白い答えが出てきたらコメントくださいね。

詰とうほく2月の会。

昨日開催されました。気温が0度を軽く下回り、「こりゃ誰もこないかも」と思っていましたが、最終的にはいつものメンバーが揃いました。話題はというと…

○詰将棋■鑑のハナシ(なぜか伏字)
○短コン結果
そして、謎の団体全日本愛煙家連盟(笑)から寄贈された
○けむり大全2005!!
看寿から始まって2004年までに発表された数々の煙詰のkifファイルが入ったCD-ROMです。これをパソコンで皆と鑑賞しました。今まで見たことなかったり、図は見たことあっても手順を並べたことなかったりした作品の数々。無論一手一手味わうのではなく自動再生させていたのですが、いや~キレイですね。
詰とうほくに来るともらえるらしいです。私も早速いただきました。当分楽しめそうです。好みのがあったら紹介しますね。ちなみに改めてスゴイな~と思ったのは「天女」でしたね。よくあの収束から煙に出来たな~と。

煙と言えば恒例の、"2連敗すると煙作る義務を負う"2次会の指し将棋ですが、リーチのかかった伊田さんに私が見事に惨敗。次に西君に負けると…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル。次頑張らないと。

修正図はボツにつき。

2月号が到着しました。

(ヤン詰)
あらまあトップだ。やるな詰とうほく。(超爆)
次回テーマは桂かあ。ここに載せた作品でいくつかあるのですが、どうしよっかなあ。

(短大結果稿)
石黒教授のご好意で短評は事前に全部いただいており、致命的変同があったので、点数など興味の範囲外だったのですが、意外と高くてびっくり。嬉しい反面、さてどうやって修正したものかとまたこれから悩みそうです。

ちなみに石黒教授からボツにされた修正図はコレ。↓
05Nov25a
初手がかなり不利感あっていいかな、と思ったのですが、やっぱり質駒取りはいかんようで…。
…というより、これで完全なのか自信ないですな。初手2七龍がかなり危険です。
とにかく、迷われた皆様、改めまして大変申し訳ありませんでした。マリアナ海溝よりも深く反省しております。
なにとぞ今後もよろしう。

ひさびさにパズル出題。

ポアロさんからいただきましたので早速出題します。
ほんとは自分ももう一個あるのですが、知り合いに出してみたところ、簡単に解かれちゃいましたのでこれは後回しにします。(^-^;

「ある人がソリに乗って南へ10㎞進み,向きを変えて東へ10㎞進み,さらに向きを変えて北へ10㎞進んだら元の位置に戻りました。この人が最初にいた位置はどこでしょうか?」

一見して「へ??」という内容ですが、個人的にはとりあえず1個条件を満たす位置はわかりました。他にもありそうだなあと思うのですが、実は今例によってヘベレケなので(笑)、もうちょいクリアな頭のときに考えることにします。


仙台は今日は大雪でした。日本海側は雨なんだそうで、天気というのはわからないもんですね。

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