やっぱり解けなかった…
昨日柿木Ⅷインストールしてこないだの煙を試してみましたが、やはり駄目でした。メモリ買い足すかな~。
でも大半のほかの作品は1分かからないので少し悩ましいところです。
煙詰と言えば最近ついに200手を超えたわけで、すごいな~とハタから見て感心する次第です。「妖精Ⅱ」は極限とも言える作品に見えるのですが、果たしてこれを超える作品は出てくるのでしょうか。
看寿の一号局以降、数々の名作がこのテーマで生み出されてきてます。皆さんの好きな煙詰はなんでしょう?
ちなみに私のイチ押しはちょっとマニアックかもしれませんが、橋本孝治氏の饗宴第97番です。序から収束まで趣向的な手順が展開される少しフェアリーチックな手順で、39枚の駒が3枚で詰み上がる、という煙詰の雰囲気にもっともマッチしているように見えます。多分作者本人も含めてこれが一番、という人はいないかな?でも前この話を相馬康幸さんにしてみたら、「ああ、確かに私もアレ見たときはやられた、と思いました」とおっしゃってました。少し嬉しかったです。
これからご本人にメールして、図をここに載せれるようにお願いしたいと思っています。ほんとは饗宴は詰将棋を好きな方なら絶対に1冊手元においておくべき本ですね。もう売ってないのでしょうか。書籍部で再版とかも考えてみてはどうかと思います。
(5月14日追記)
橋本氏から掲載の快諾をいただきました。ありがとうございます。
橋本孝治氏作
詰将棋パラダイス 昭和60年5月号
橋本氏も「とても好きな作品」とのことでした。そんなに難しくはありませんので、ぜひ解いていただいて、煙にふさわしい手順の雰囲気を味わっていただきたいと思います。
ちなみに氏が最も思い入れが深い煙詰は詰将棋パラダイス昭和58年3月号のフェアリーランド掲載の天竺煙だそうです。Onsite Fairy Mateの作品集のページにありますので、こちらもあわせて鑑賞いただければと思います。私も並べてみましたが(←解けよ!)、ひとつの軸となる手順を支えにほぼ全編同じ趣向が味わえる傑作でした。
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コメント
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こちらでも柿木Ⅷを入れて再度検証してみましたが、詰将棋用メモリ118MBの設定で11秒で詰みました。柿木Ⅵの7分42秒から大幅に改善していますが、柿木Ⅵが悪すぎたのでしょうね。
まさか柿木を初期設定のままで使ってはいないでしょうが、本当にメモリに余裕が無いようでしたら、この際増設を検討されてはいかがでしょう。
橋本さんの煙は知られざる名作ですね。「饗宴」で初めて見た作品の中で一番印象に残っているのがこれだったりします。
投稿: KAEDE | 2005/05/15 21:48